2011年11月4日金曜日

道路の段差


車が通るたびに、ドスンと音がして家が揺れる。わが家の前の道路にできた“へこみ”が原因だ。車がもたらす“有感地震”とでもいおうか、絶えず「ドスン・グラッ」に見舞われる。車で出かけるとわかるが、ときどき車がバウンドする。路面が切られ、新しくアスファルトを盛ったところがある。マンホールがある。そうしたところで車が弾む。
 
歩道の冠水防止対策として、1月上旬に側溝と道路中央に埋設されている下水道管をつなぐ工事が、わが家の前で行われた。土を盛り、つき固め、アスファルトで覆ったのはいいが、時がたつにつれて車に踏み固められ、へこんで軽い段差ができた。大地が鳴動した3・11以後、特に顕著になった。

3・11を境に、被災地の道路は波うち、亀裂が入り、段差ができるなどした。とりわけ橋に接続する道路の段差が目立つ。夏井川河口に架かる磐城舞子橋=写真=は、それでしばらく通行止めになっていた。

区内会でも毎年、「箇所検分」をする。今年は道路中心の検分になった。地震によるへこみが3カ所あった。市の担当課に連絡したら、後日、へこみに黄色いスプレーで輪が描かれた。先日、その一つにアスファルトが盛られた。応急措置をするまで半年がかかった。それだけ道路は傷めつけられたということだろう。

沿岸部、たとえば沼ノ内から豊間に抜ける道路は、それこそ車がロデオの馬に化けたように弾む。上神谷から中塩へ抜ける道路は陥没がひどく、対向車が来ないときなどは真ん中を走ることになる。いずれにしても飛ばすのは禁物だ。

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