大寒(だいかん)から6日目の1月25日、日曜日。2週間ぶりに夏井川渓谷の隠居へ出かけた。いつもより少し遅れて、午前9時20分ごろに着いた。室温はこの冬最低の氷点下6度だった。
まずは畑に生ごみを埋める。が、裸になった土は5センチ以上も凍っている。スコップがはね返される。
前に生ごみを埋めた穴を探りながら、そのへりにスコップを入れる。コンクリートブロックのかけらのような凍土がゴロッ、ゴロッとひっくり返る。
埋めた生ごみに凍土を砕いてかぶせ、鋼鉄製の網をかけて大きな石を載せる。埋めただけだとすぐ野生動物にほじくり返される。
前に埋めたところが掘られて穴ができていた。穴から判断すると、イノシシではない。タヌキかハクビシンだろう。ほじくり方がイノシシと違って慎ましい。
そのイノシシが現れたのではないか。そう思わせるラッセル痕があった=写真上1。
坪庭に新谷窯製の大皿(ヘリが欠けて廃棄されたものを窯元からもらってきた)を利用した「洗い場」がある。
そばの風呂場からホースを伸ばして水を流し、三春ネギその他の泥を洗い落とす。水は上の庭を流れて浅く掘った窪みにたまり、そこから地下にしみこむ。
乾いた水路がラッセルされていた。ドラム缶で剪定枝を燃やし、黒く炭化した燃えカスをまとめて捨てたところもほじくり返されていた。
土のえぐられ方が激しい。イノシシがミミズを狙ったのだろう。「水路が掘られてよかったじゃない?」とカミサン。
そうか、水がちゃんと流れるからよかったか。「ついでに畑も掘り返してくれればよかったのに」。さすがにそこまでは考えなかった。
晴れてはいるが、風は強い。冷たい。鼻水が垂れるどころか、流れて吹きちぎられる。すぐマスクをかける。
隠居へ行くたびに、カミサンは近くの小流れで落ち葉をさらう。今回は落ち葉ごと小流れが凍っていたという。外気温は当然、室温より低い。氷点下10度前後にはなっていただろう。
指先がカットされたハンドウオーマーの上に、いつもの作業手袋を、つまり二重に手袋をしたが、すぐ指先がかじかんで痛くなった。
15分ほどで作業を終え、すぐ隠居へ戻り、石油ヒーターとストーブで暖をとる。もちろん、こたつもオンにして。
指先にぬくもりが戻ったあとは、下の庭に立って地面に目を凝らした。フキノトウが出始めている。
フキノトウは、早いと師走のうちに採れる。この冬は、師走には見つけることができなかった。先の連休にやっと見つけた=写真上2。さっそくみじんにして味噌汁に散らし、春の土の味を楽しんだ。
そう、大寒がくると、あとは春を待つだけ。2月4日の立春まで10日もない。フキノトウも数を増してきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿