2010年8月22日日曜日

アマガエル


わが家の台所に時々、小さなアマガエルが姿を見せる。というより、すみついているのではないか。いつも、どこかにいるのだ。

台所は家の南東にある。夏は東の窓と南のガラス戸を開けておく。台所だけではない、家の中の窓という窓、戸という戸は全部開け放つ。で、1階の台所には生け垣を伝って入りやすいのだろう。コバエがいる、ハエがいる、カがいる。たぶん、アマガエルのえさには事欠かないのだ。

台所の南、ガラス戸の外に箱庭を設けてキュウリを栽培した。キュウリが葉を広げれば日よけにもなる、と思ってのことだが、この猛暑ではあまり意味がなかった。人の目から内部を隠すブラインドにはなったが。

キュウリ苗は4本。7月、8月と毎朝晩、水をやり、時々追肥をした。なによりも起床するとすぐ庭へ出てキュウリの葉を見る、実のなり具合を見る。そうしてつぶさに観察してきた。

にしても、摘んだキュウリの数は思ったより少なかった。あとどのくらい摘めるのか、そんな感慨を抱きながら箱庭キュウリを眺めていたら、上部の葉に小さなカエルがいて、のどをひくひくさせていた=写真。アマガエルだろう。台所にいる一匹が移って来たか、別の一匹か。

アマガエルは樹上生活者。だから、箱庭キュウリでも上部の葉が休み場になる。キュウリにたかる虫がそれだけ多くなったということだ。

キュウリの実は全く肥大をやめた。孫づるの葉も元気がない。もう始末しなくてはならない時期にきたらしい。たぶん箱庭のスペースにしては苗が多すぎたのだ。今年の猛暑もつるを早く弱らせたことだろう。狭いスペースでいっぱい採ろうと欲張ったのが、結果的にマイナスに作用した。

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