いわき駅前再開発ビル「ラトブ」の4、5階に入居しているいわき総合図書館は、正月2、3日の休館日を除くと、休みは毎月、月末の月曜日1回だけ。6月は30日がちょうどその日だった。
翌火曜日は7月1日。1年の半分が終わり、マラソンで言えば折り返し地点にきた。胸の内でわが半年を振り返りながら、開館直後の5階へ本を返しに行った。と、入り口の前に人だかりができている。
エレベーターとエスカレーターから図書館入り口へと続く通路の壁面に沿って、リサイクル雑誌がずらりと並んでいた。それを目当てに人がやって来たのだ。早い人はもう束になった雑誌をバッグにしまいこんでいる。
入り口に見知った職員がいたので聴いた。
「だれでもいいの?」
「どうぞ、どうぞ」
「よし」
「早く、早く」
本を返してすぐ人垣に加わった。
2005年の「ナショナルジオグラフィック」誌と去年の「スポーツイラスレイテッド」誌を手に入れた=写真。「ナショナルジオグラフィック」誌は以前、定期購読をしていたので「しめた!」である。「スポーツイラストレイテッド」誌は、日本語版はないからもちろん英語。一瞬ためらったが、誌面をめくるだけでも楽しいだろう、と手が出た。
わが家へ帰ってカミサンに言うと、「婦人雑誌はどうだった、あった?」と聴く。そんなところまで気が回らないから「知らない」と言うと、たたみかけてきた。「もう一度見て、あったら持って来て」「ハイハイ、分かりました」となったものの、目当ての婦人雑誌はなかった。あったら、いの一番に消えているに違いない。
前は本もリサイクルに回されたが、総合図書館ができてからは方針が変わったのか、雑誌だけになった。蔵書39万冊でスタートし、将来100万冊を目標にしているのだから、当分放出するわけにはいかないのだろう。
値上げ、値上げの7月1日。ちょっとした古書市気分をタダで楽しめるイベントではあった。そのあと、自動貸出機が一時故障したから図書館職員はあおざめただろうが。
翌火曜日は7月1日。1年の半分が終わり、マラソンで言えば折り返し地点にきた。胸の内でわが半年を振り返りながら、開館直後の5階へ本を返しに行った。と、入り口の前に人だかりができている。
エレベーターとエスカレーターから図書館入り口へと続く通路の壁面に沿って、リサイクル雑誌がずらりと並んでいた。それを目当てに人がやって来たのだ。早い人はもう束になった雑誌をバッグにしまいこんでいる。
入り口に見知った職員がいたので聴いた。
「だれでもいいの?」
「どうぞ、どうぞ」
「よし」
「早く、早く」
本を返してすぐ人垣に加わった。
2005年の「ナショナルジオグラフィック」誌と去年の「スポーツイラスレイテッド」誌を手に入れた=写真。「ナショナルジオグラフィック」誌は以前、定期購読をしていたので「しめた!」である。「スポーツイラストレイテッド」誌は、日本語版はないからもちろん英語。一瞬ためらったが、誌面をめくるだけでも楽しいだろう、と手が出た。
わが家へ帰ってカミサンに言うと、「婦人雑誌はどうだった、あった?」と聴く。そんなところまで気が回らないから「知らない」と言うと、たたみかけてきた。「もう一度見て、あったら持って来て」「ハイハイ、分かりました」となったものの、目当ての婦人雑誌はなかった。あったら、いの一番に消えているに違いない。
前は本もリサイクルに回されたが、総合図書館ができてからは方針が変わったのか、雑誌だけになった。蔵書39万冊でスタートし、将来100万冊を目標にしているのだから、当分放出するわけにはいかないのだろう。
値上げ、値上げの7月1日。ちょっとした古書市気分をタダで楽しめるイベントではあった。そのあと、自動貸出機が一時故障したから図書館職員はあおざめただろうが。
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