夏井川渓谷随一の景勝、「籠場の滝」の少し上手に、県道小野四倉線に沿って駐車場がある。昨年秋、完成直後に襲った台風9号で川がはんらんし、岸辺ののり面がズタズタにえぐられた。まずは秋の紅葉シーズンにと整備されたのが、シーズン前に立ち入り禁止になった。
今年3月下旬に災害復旧工事が始まり、実質3カ月ほどで駐車場が復活した。
今度は籠マットが何段にも組まれている。わきに設けられていた工事の案内標識では、籠マットは現行マットの上に階段状に2段、計3段とする計画だったのが、復旧したのり面を見ると最大7段になっている=写真。
上流側から7段→6段→5段→4段→3段→2段→1段(現行マット)と、水流・水圧を計算して段数を調整したようだ。再びのり面がえぐられるようなことがあってはならない。そんな稚拙な仕事では恥の上塗りになる――というわけで、随分と念入りにやったものか。
夏井川渓谷(いわき市小川町上小川字牛小川)では最近、岸辺の杉林(私有地)が伐採されたために1カ所、ぽっかり開けた空間が出現した。無量庵の隣である。籠場の滝付近のこの駐車場も、もとは川に沿う細長い杉林(私有地)だった。ここも駐車場になって空間がぽっかり開けた。
無量庵の隣の空間は、眼下の渓流と対岸の森を眺めるにはいい場所になった。岩盤と赤松、ほかの木々のバランスが絶妙なポイントが真向かいに現れた。復旧なった駐車場からの眺めも広い。谷から深い山のてっぺんまで見渡せる。
何年か後には、岸辺にやぶができて部分的に視界が遮られるようになるだろう。現出した二つの「新景観」を目に焼き付け、記録し、楽しむには、今が一番か。
今年3月下旬に災害復旧工事が始まり、実質3カ月ほどで駐車場が復活した。
今度は籠マットが何段にも組まれている。わきに設けられていた工事の案内標識では、籠マットは現行マットの上に階段状に2段、計3段とする計画だったのが、復旧したのり面を見ると最大7段になっている=写真。
上流側から7段→6段→5段→4段→3段→2段→1段(現行マット)と、水流・水圧を計算して段数を調整したようだ。再びのり面がえぐられるようなことがあってはならない。そんな稚拙な仕事では恥の上塗りになる――というわけで、随分と念入りにやったものか。
夏井川渓谷(いわき市小川町上小川字牛小川)では最近、岸辺の杉林(私有地)が伐採されたために1カ所、ぽっかり開けた空間が出現した。無量庵の隣である。籠場の滝付近のこの駐車場も、もとは川に沿う細長い杉林(私有地)だった。ここも駐車場になって空間がぽっかり開けた。
無量庵の隣の空間は、眼下の渓流と対岸の森を眺めるにはいい場所になった。岩盤と赤松、ほかの木々のバランスが絶妙なポイントが真向かいに現れた。復旧なった駐車場からの眺めも広い。谷から深い山のてっぺんまで見渡せる。
何年か後には、岸辺にやぶができて部分的に視界が遮られるようになるだろう。現出した二つの「新景観」を目に焼き付け、記録し、楽しむには、今が一番か。
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