いわき市田人町の国道289号沿いにあるギャラリー「昨明(カル)」へ寄ったあと、足を延ばして「森の駅」をのぞいた。「天然のキノコを売っている」という新聞記事が目に留まったので、様子を見たくなったのだ。
それらしいコーナーへ行くと、ウラベニホテイシメジがパックに入って売られていた。4~5本で1,000円、1,200円といったところ。高いか安いかは判断できないが、採る人の苦労や喜びは分かっている。このシメジに関しては10年以上、自分で採りに行かずにもらったり、買ったりして食べている。大小4本で1,200円のパックを買った=写真。
なんといっても炊き込みご飯だろう。余りはゆでて大根のおろしあえにする。かんだときのほろ苦さは「これぞウラベニホテイシメジ」となるのだが、自分で採ったわけではないから静かに胃の腑へ運ぶ。
ウラベニホテイシメジは、生の状態では傘がもろく壊れやすい。ところが、ゆでたり炊き込んだりすると弾力性を増す。歯ごたえがいい。「匂いマツタケ、味シメジ」のいわれがここにある。味としてはウラベニホテイシメジよりハタケシメジが上等のような気もするが、旬からすると今はウラベニホテイシメジだ。
先日、そば屋へ寄ったら天然マイタケ入荷の張り紙があった。てんぷら800円。いわきと同じ福島県浜通りの阿武隈高地産だ。マイタケも食べたい、となったらきりがない。いつか自分で採ったものをてんぷらにしよう、と我慢する。十数年前、偶然、シロマイタケを採った。それが忘れられないのだ。
ウラベニホテイシメジも、天然マイタケもカネを払って入手するようになってはおしまい――と思いつつ、時々食欲に負けてしまう。大衆魚ならぬ「大衆食菌」のウラベニホテイシメジくらいは毎年食べたい、と。
それよりなによりシシタケ(方言「イノハナ」)である。この炊き込みご飯はシメジの比ではない。毎年、シシタケの炊き込みご飯を食べずにはいられないのだ。マツタケはほかの人に譲って、シシタケは売っていれば買うことにしているのだが、なかなか店頭には現れない。
それらしいコーナーへ行くと、ウラベニホテイシメジがパックに入って売られていた。4~5本で1,000円、1,200円といったところ。高いか安いかは判断できないが、採る人の苦労や喜びは分かっている。このシメジに関しては10年以上、自分で採りに行かずにもらったり、買ったりして食べている。大小4本で1,200円のパックを買った=写真。
なんといっても炊き込みご飯だろう。余りはゆでて大根のおろしあえにする。かんだときのほろ苦さは「これぞウラベニホテイシメジ」となるのだが、自分で採ったわけではないから静かに胃の腑へ運ぶ。
ウラベニホテイシメジは、生の状態では傘がもろく壊れやすい。ところが、ゆでたり炊き込んだりすると弾力性を増す。歯ごたえがいい。「匂いマツタケ、味シメジ」のいわれがここにある。味としてはウラベニホテイシメジよりハタケシメジが上等のような気もするが、旬からすると今はウラベニホテイシメジだ。
先日、そば屋へ寄ったら天然マイタケ入荷の張り紙があった。てんぷら800円。いわきと同じ福島県浜通りの阿武隈高地産だ。マイタケも食べたい、となったらきりがない。いつか自分で採ったものをてんぷらにしよう、と我慢する。十数年前、偶然、シロマイタケを採った。それが忘れられないのだ。
ウラベニホテイシメジも、天然マイタケもカネを払って入手するようになってはおしまい――と思いつつ、時々食欲に負けてしまう。大衆魚ならぬ「大衆食菌」のウラベニホテイシメジくらいは毎年食べたい、と。
それよりなによりシシタケ(方言「イノハナ」)である。この炊き込みご飯はシメジの比ではない。毎年、シシタケの炊き込みご飯を食べずにはいられないのだ。マツタケはほかの人に譲って、シシタケは売っていれば買うことにしているのだが、なかなか店頭には現れない。
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