2010年5月6日木曜日

ぬか漬け再開


4月下旬まで続いた天候不順がパタリとやんで、5月の声を聞いたとたんに青空が戻ってきた。それが、きのう(5月5日)の大型連休最終日まで続いた。この時期に冬物から夏物へと“衣替え”したのは初めてだ。

平日も日曜日もない身になってからは、大型連休の意味が薄れたが、今年は自分の仕事に集中できた。二日酔いにならずにすんだのだ。朝晩、夏井川の堤防を散歩し、いわき総合図書館へ本を借りに行くほかは、家にこもって資料を読み続けた。合間に二度、夏井川渓谷の無量庵へ出かけた。体を動かすには畑仕事が一番だ。

鳥の世界もにぎやかになった。夏井川の河川敷に夏鳥のオオヨシキリが到着し、盛んにさえずっている。ツバメも巣づくりに大忙しだ=写真。きのう(5月5日)、立夏の夕方はキリッ、キリッという、聞きなれない澄んだ声が上空から降って来た。鋭く細い輪郭、白っぽい色の2羽が旋回している――コアジサシ!と直感したが、自信はない。

例年だと、大型連休を境に水田のかなりの部分が青田にかわる。ところが、今年は天候不順の影響で苗の生育が遅れた。好天続きで生育のスピードが速まったのか、きのうの朝には稲苗を積んで田んぼへ向かう軽トラを見た。とはいえ、近所の水田はまだ水が張られただけ。田植えは遅れている。

さて、大型連休最後の私の仕事、それはぬか床を目覚めさせることだ。

冬は塩で覆ってぬか床を眠らせる。その間は白菜漬けがある。しかし、3月後半になると室温が上がって漬かった白菜の酸化が早まる。4月は5月にぬか漬けを始めるまでの端境期だ。スーパーや直売所で売っている漬物でつなぐしかない。

で、5月。ぬか漬けを始める季節がきた。きのう、ぬか床の塩を取り除き、新しいぬかを加えて捨て漬けの野菜を入れた。何日かたてば、乳酸菌が増殖して活発に動き回るようになるだろう。今年初めてのぬか漬けは大根か、キュウリか。いや、両方にしよう。

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