2010年5月23日日曜日

植樹祭へ


第43回いわき市植樹祭がきのう(5月22日)、平下高久の新舞子ハイツグラウンドで開かれた。小名浜海洋少年団と地元高久小の児童、県・市議、林野行政関係者など約250人が参加した。

「水源保全協力者」のカミサンに毎年、案内状が来る。用事がなければ参加するので、私が車で送っていく。今年で3年連続の運転手役だ。

おととしは川前町・いわきの里鬼ケ城、去年は遠野町・遠野オートキャンプ場と、いずれも自宅から車で1時間弱のところで開かれた。これに対して新舞子ハイツは自宅からざっと10分強の近さ。ゆっくり出かけることができた。

ハイツの南には滑津川、東には新舞子海岸の黒松林、そしてグラウンドの周囲、北と西には水田が広がる。その水田に面したハイツ敷地の土手に市の木クロマツ2本、マテバシイとトベラ各250本が植えられた=写真

トベラは海岸林に普通に生える。マテバシイもトベラ同様、照葉樹だ。いわき地方の平野部では、その土地本来の潜在自然植生である「ふるさとの木」に当たる。これで水田との間に緑の壁をつくろうというわけだ。

まあしかし、山(鬼ケ城)や入遠野川の水辺(オートキャンプ場)に比べると、グラウンドという人工的な環境だ。植樹祭の場所としては少しばかり「ん?」がつく。

グラウンドでは野球もソフトも行われる。西側の水田に軟式野球のボールが落ちていた。このボールが水田に飛び込むのを防ぐ緩衝帯も兼ねるか。グラウンド周辺の緑を増やす――大義名分は名分として、そういう役目もある、ということで自分を納得させた。

0 件のコメント: