「ウサギ」は「ウ」と「サギ」に分けられる――なんて思ったわけではない。逆である。鳥のウとサギを並べると「ウサギ」になる。で、いちおう間に「・」(中黒=なかぐろ)を入れて「ウ・サギ」とした。
神谷の夏井川にハクチョウが飛来してから1カ月。朝晩、わが生活圏をハクチョウが鳴き交わしながら飛び交うようになった。
いわきの夏井川では三島(小川町)、平窪(平)、新川合流部の塩~中神谷(平)の3カ所でハクチョウが越冬する。
塩の場合は下流のサケのやな場がある調練場(平中神谷)まで、ばらけるようにしてハクチョウが見られる。
今年(2025年)は10月17日に「孫」の父親が平窪への初飛来を確認した。私はそれから1週間ほどたった25日に調練場で初めてハクチョウを確認した。
それまでが大変だった。今年はどういうわけかハクチョウの越冬地にダイサギやアオサギが何羽もいる=写真上1。白い大型のサギをハクチョウと見誤ることがたびたびだった。
三島では9月後半から、三島橋の上・下流で複数のダイサギが見られるようになった。ここでも何度か、ダイサギをコハクチョウと誤認した。
9月28日は朝、早めに家を出て8時ごろに三島を通過した。驚いたことに、三島橋直下の浅瀬にダイサギの大集団がいた。どこか近くにねぐらがあって、朝の食事にやって来たのだろう。
三島や中神谷ばかりではない。夏井川を渡って平市街に入るとき、常磐線と並行する平神橋を渡る。その下流には国道399号(旧国道6号)の平大橋がある。この橋もちょくちょく利用する。
どちらかの橋を渡りながら、チラッと夏井川を見る。ときには上流にも下流にもダイサギがいる。
カワウも負けてはいない。週末は堤防の改修工事が休みになる。11月2日の昼過ぎ、マチからの帰りに堤防を利用すると、並列する川岸の波消しブロックの上にカワウがずらりと並んでいた=写真上2。
8月31日の夕方。同じように国道399号を帰ると、黒い隊列が見えた。車と同じ東の方向に飛んで行く。62羽ものカワウの大集団だった。
福島県によると、夏井川河口の横川にカワウのコロニーがある。そこへ帰る途中だったか。そのとき以来の衝撃だ。
「ウ・サギ」と夏井川。川には魚がいっぱいいる、というサインなのかどうか。釣りをしない人間は、ただただ「ウ・サギ」と語呂遊びをするだけだが……。
サケはどうだろう。やな場づくりはいつもよりかなり遅かったようだが。サケがどのくらい上がっているのかも気になるところではある。
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