夏井川渓谷も紅葉のシーズンに入った。カエデはこれからだが、尾根から谷筋までツツジのアカヤシオやヤマザクラその他の落葉広葉樹が赤や橙、黄色に染まり、アカマツとモミの緑に混じって「錦繡(きんしゅう)」をまとっている。
10月26日の日曜日は朝、雨から曇天になったものの、渓谷の隠居へ行くのを断念した。
翌週の日曜日(11月2日)は、平六小体育館で開かれた神谷公民館まつりのオープニングセレモニーに出席したあと、いつもよりは遅い時間に渓谷へ向かった。
この時期になると、磐越東線江田駅前には食べ物を出したり、野菜を売ったりするテント村ができ、渓谷の錦展望台では小野町のNさんが直売所を開く。
Nさんの直売所はパイプを組み立て、ブルーシートをかけただけの簡素なものだが、自分の畑から掘って来たとろろ芋やゴボウ、曲がりネギなどが並ぶ。
Nさんは江田駅近くの背戸峨廊(せどがろ)入り口向かい、県道小野四倉線沿いの空き地にも直売所のスペースを借りている。
既にパイプで小屋の骨組みができていたが、朝10時前にそこを通ると道端にロープが張られていた。
錦展望台には来ているかな? 隠居の手前にある展望台を見ると、Nさんの直売所に行楽客が何人かいた=写真上1。江田の方は休んでこちらに張り付いたようだ。
Nさんはもう何年も前から、紅葉シーズンになると背戸峨廊入り口の空き地で自産のとろろ芋などを直売する。で、まずは曲がりネギを、次いでとろろ芋を買うのが習いになった。
1年ぶりの再会である。顔を出すと、「ああ」といった表情ですぐ曲がりネギと大根、白菜、ゴボウを手渡される。そのあと、とろろ芋を手に入れた。それらをトランクに詰めるといっぱいになった=写真上2。
江田では直売所の近くにある江田川橋の改修工事が始まった。Nさんには、これは想定外だったようだ。江田川は夏井川の支流で、別名・背戸峨廊。本川に合流する手前で県道と交差する。
最近、橋の前後の道端に工事を告げる看板が立ち、欄干の外側にも足場が取り付けられるなどした。直売所前にも工事の看板が立った。これでは車は止めづらい。展望台で今シーズン最初の露地売りをしたのもそのためだろう。
曲がりネギを手に入れたら、まずはネギとジャガイモの味噌汁である。翌4日朝、今季初めてネギジャガの味噌汁を味わった。
ジャガイモと曲がりネギのやわらかさが混じり合い、ネギの香りと甘さが口内に広がる。ふるさとの味噌汁の味である。これは毎日出てきてもいい。
白菜は夜、鍋にした。しゃぶしゃぶ用の豚肉を買って来て、鍋で湯がいて、タレにつけて食べた。すぐ満腹になった。寒い晩はけんちん汁が一番だが、準備の簡単な鍋もいいものである。
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