2009年11月1日日曜日

教育テレビ「わんパーク」


2歳半の孫が時々、親に連れられてやって来る。たまたま夕方5時を過ぎると、親がNHK教育テレビをかける。幼児番組が流れている。興味のあるコーナーに孫が反応する。祖父母としては初めて見る番組ばかりだ。

新聞の番組欄(NHK教育テレビ)には「わんパーク」と表記されている。朝7~9時、夕方4~6時に放送される幼児向け番組群「あつまれ!わんパーク」を指す。「わんパーク」は「わんぱく」と「パーク」の合成語だという。

夕方は再放送番組が多い。たとえば、5時15分から目にした「えいごであそぼ」(10分)、次の「ピタゴラスイッチ・ミニ」(5分)、「アニメ ぜんまいざむらい」(10分)=写真、ラストの「クインテッド」(10分)がそう。夕方だけ放送するのが「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」(10分)。

「クインテッド」は人形が音楽を奏で、歌う番組。おとといだったかは「ブンガワンソロ」を切々とうたっていた。懐かしかった。小林旭がうたって大ヒットしたのは1960年。小学高学年のときにこの歌を覚えた。「えいごであそぼ」では「いい気持ち」の「アイ・フィール・グレイト」をやっていた。これが、映像を通して自然に頭に入って来る。

どこのコーナーだったか、「アルゴリズムたいそう」にも興味を持った。二人組の「いつもここから」のほか、南極地域観測隊員がバックの映像で体操をしている。孫はまだ動きにはついていけないが、体操をしようと体を動かすまねをする。「まいん」ちゃんのテーマソングにも反応する。体を揺すり、♪…まいん、といったところではうまく合わせて口ずさむ。

孫ぬきで「わんパーク」を見始めた。大人が見ても面白い。それが第一。特に「えいごであそぼ」は英語になじむという点では格好の番組ではないだろうか。

安野光雅さんは『語前語後』(朝日新聞出版)のなかで「ある日、テレビを見ていて、すごくおもしろい番組に出会った。忘れないために書き留めたが、『ピタゴラスイッチ』というもので、以前評判になった『セサミ・ストリート』よりうんといい、とわたしは思う」と書いている。すぐれた童話や童謡がそうであるように、優れた幼児番組は大人も楽しめる。

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