2009年11月3日火曜日
グリーグの家
日曜日(11月1日)の午後6時過ぎ。NHKハイビジョンで2時間早く「天地人」を見ていたら、カミサンの幼なじみから電話が入った。同じ時間帯のBS日テレ「ヨーロッパ水紀行Ⅲ」はノルウェーが舞台。そのことを知らせる電話だった。すぐBS日テレに切り替えた。ノルウェーの古都・ベルゲンが映っていた。
1979年に世界文化遺産に指定された「ブリッゲン」とシーフード料理、そしてベルゲン郊外、トロルハウゲン(トロルの丘)の「グリーグの家」。番組は後半に入っていた。あとで番組案内をのぞいたら、前半はオスロ、世界自然遺産のネーロイフィヨルドを紹介したようだ。
オスロを除けば、1カ月ちょっと前にこの目で見て来たところばかりだ。ただの旅人にすぎなかったのに、なぜか懐かしい思いにとらわれた。ベルゲン生まれの作曲家グリーグの住んだトロルハウゲンでは、ヨーロッパコマドリらしい野鳥、タヌキノチャブクロほかのキノコを見た。そんな環境の中に「グリーグの家」が建っている=写真。
シーフード料理の映像に触発されてすぐ思い出した料理がある。夜、ブリッゲンのそばのレストランに食事に出かけた。テーブルに、白身魚のオーブン焼きだか、香草焼きだかが並んだ。アンコウがとてもおいしかった。そして、ビール「ハンザ」、強烈なジャガイモ焼酎「アクアビット」も。
ベルゲンは港湾都市。港の中央に「魚市場」がある。市民だけでなく観光客も訪れる。私たちもここでカニ缶詰め合わせなどのお土産を買った。同じ魚食民族・日本人はいいお客らしい。「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」などと従業員は愛想がいい。そういう土地柄だから、魚料理はバラエティーに富んでいる。
もう一つ。「グリーグの家」の映像に、グリーグが作曲した「ペール・ギュント組曲」中の〈朝〉のメロディーがかぶさった。〈朝〉とは知らずに耳にし、覚えていた名曲ではないか。テレビ番組のおかげで、ということはカミサンの幼なじみ(グリーグファンらしい)のおかげで、メロディーとタイトルと作曲家がやっと一つになった。
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