2010年6月17日木曜日

土砂降り


きのう(6月16日)の朝は、9時過ぎから土砂降りになった。夜明け前から雨は降っていた。それで、散歩を休んだ。雨脚が次第に強まり、激しく屋根をたたくようになった。2階のテラスは、雨樋が壊れている。テラスの排水口から雨が白いかたまりになって流れ落ちていた。

10時前に土砂降りのピークがきた。平中神谷地内の旧国道、略して「旧道」の、わが家の前の歩道が水没し、車道が一部、冠水した。車道より一段低いために雨水が集中すると、一帯の歩道は“水深”が15センチを超える。流れは意外と速い。足をすくわれるほどではないにしても、かなりの水圧だ。

行政区の区長さんが、たまたま用事があって近くまでやって来た。歩道が川になっているのを初めて見て、わが家に飛び込んできた。「写真を撮ってください」。区の役員をしているので、言われるままに写真を撮った=写真

歩道の水没は、わが家の前の旧道では常態だ。水害常襲地区なので、その対策工事がなされた。土砂降りを飲み込むほどではないが、以前のように道路まで水没するような事態はほとんどなくなった。

区長さんは、側溝のふたが重くて開けられないためにドブさらいができない――それが要因で雨水を飲み込めずに歩道が水没したのだろう、と気にしているようだった。が、そばの住人は雨がやむとすぐ水が引くことも知っている。しかも、きのうの土砂降りは軽い方だ。

ここはしかし、区長さんの反応が正しいのではないか。あとでそう思った。理由はどうあれ、ドブさらいをしていないのだから、ドブがたまった分、雨水を飲み込めないのは確かだ。“水没慣れ”をしている。それではいけない。

側溝の蓋は重いだけでなく、切り欠け部(すき間)が大きいので幼児の足が入ってしまう危険性がある。市役所に要望した結果、取り替えが決まった。次は、側溝のドブさらいだ。最近の低気圧は凶暴化している。「すぐ引くからいいというものでもない」。区長さんの懸念が新鮮だった。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。個人的な考えですが、精力的な区長さんがいらっしゃる地区はとても整備が行き届いているとおもいます。     以前、私も建設業に勤めていて思いましたが、どうして住民の方々が水害その他で困っているのに優先的に改善されずに長年放置されてしまう地区があるのはどうしてかな?と思います。
「ここは○○役所の担当区域だから勝手には改善できません。予算がありません」などと言い訳をする(横のつながりがない)行政の仕組みや、地域住民が役所へ陳情へ行って改善を約束したのにもかかわらず、知らないうちにいつの間にか担当者が転勤で約束事が白紙に戻っていたりする、選挙の時期に政治家にお願いすればやってもらえる等(やってもらえるだけましかな?)数え上げればきりがない。
世の中は融通の聞かないことだらけです。