キュウリのポット苗が義妹から10個ほど届いた。しばらく養生して、6株を夏井川渓谷の無量庵の畑に植えた。余った苗をどうしよう。発泡スチロールの大きな箱があった。細長くて深い。それを使って「箱庭栽培」をすることにした=
写真。
その前に、苗が病気になった。葉が白い粉に包まれてきた。「うどんこ病」だ。5月から6月にかけて好天が続いた。乾燥するとかかりやすいのだとか。無量庵の畑に植えたものも、家に残したものも、3枚ある葉のうち一枚が白くなった。消毒しないと病気がまんえんする。途中で2株がしおれて枯れた。
四倉の種苗店へ行ってキュウリ苗を二つ、そして「うどんこ病」用の消毒液を買った。はっきり病気だと分かっているのに、「無農薬でいきます」は無責任だろう。観念ではなく、即物的に対処する。そのための消毒液だ。
少なくとも苗が根づき、育ち始める時期には、害虫や病原菌には遠慮願いたい。しかし、被害に気づいたら、それを拡大させないためにも手を打つ。アブラムシはガムテープが有効だという。病気にはやはり消毒液しかない。
「うどんこ病」は一回の散布ですむものでもないようだ。一週間おきに葉の表裏を消毒する、それを何回かやると症状がおさまるのだろう。
箱は台所の前に置いた。つるが伸びて葉をいっぱいつければ台所の日よけになる。花が咲いて実がなれば、いながらにして収穫できる。それよりなにより、毎日、観察できる楽しみができた。
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