2011年10月24日月曜日

総ぐるみ運動


秋のいわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動が10月21~23日に行われた。最終日(日曜日)は早朝、住民が出て家の周辺を清掃した。わが区内会は開始時間が6時半。パラついた雨はすぐにやみ、予定通り作業が進められた。

東日本大震災に伴う原発災害の影響で、市は春の総ぐるみ運動を中止した。秋の総ぐるみ運動も例年と異なる展開になった。側溝の泥上げが事実上、中止された。

側溝土砂はこれまで、市が回収して埋め立て処分をしてきた。それが、放射性物質のために市は回収できません、というお触れが回った。せいぜい草を引っこ抜いたり、ごみを拾い集めたりするていどの「清掃デー」だ。

ふだんから家の周りをきれいにしているところは、「清掃デー」だからといって特段することがない。

今年度から区内会の保健委員を仰せつかったので、指定のごみ集積所を見て回った。ごみ袋がないところもある。集合住宅の住民が出て草むしりをしたところは、2カ所でおのおの30袋前後=写真。あとは燃えないごみが数袋。思ったより少なかった。

清掃作業を終えたあと、夏井川渓谷へ出かけた。沿道にはあまりごみ袋が見当たらなかった。よその地区もごみに関しては似たような状況だったらしい。

途中、道路沿いの集会所でバーベキューの準備をしている人たちがいた。総ぐるみ運動のあとはバーベキューなどをしてコミュニケーションを図るところがある、と聞いた。その一つだろう。

あるところでは、清掃作業をしたあと、通学路などの放射線量を減らすための「生活空間環境改善事業」(県補助)に取り組むため、区内の放射線量をチェックしたという。

なんとなく中途半端な総ぐるみ運動だったな、という感じをぬぐえなかった。

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