2011年10月26日水曜日

「川前屋」再オープン


日曜日(10月23日)、無量庵のある夏井川渓谷(牛小川)へ出かけたついでに、上流の川前へ足を運んだ。同じ溪谷にある「山の食。川前屋」が店を開いていた。10月1日に再オープンした。

品ぞろえはいまいちだが、漬物がある。赤く色づいた唐辛子がある。ニンジン、チンゲンサイ、いなりずしがある。腕カバーもある。それらを買うと、しめて3300円になった。ここでの買い物にしては少々張り込んだ。どこかで再開を祝う気持ちがはたらいたようだ。

恒例の「紅葉ライトアップ」が今年も11月4~6日、「川前屋」を会場に開かれるという。初日は午後5時半に点灯式が行われる。日中は「川前屋感謝祭」で、2日目と最終日には太鼓や歌などのイベントが繰り広げられる。人気の川前手打ちそばは3日間とも限定販売だ。

通常であれば、「川前屋」は冬場を休んだあと、4月に再開される。それが、今年は原発震災の影響で半年ずれこんだ。川前屋は震災に負けない、再びごひいきに――紅葉ライトアップと川前屋感謝祭にはそんな意味合いもあるのだろう。

さて、わが無量庵の三春ネギはどうなったか。「川前屋」から帰って苗床を見ると、緑色の芽が列をなしていた=写真。発芽率はかなりいい。ひとまずこれで冬を迎える準備はできた。次にいのち(種)をつなぐめどは立った。

栽培中の三春ネギがやせ衰えて収穫もままならず、春にネギ坊主を形成するまでに至らなかったとしても、なんとかしのげる。1年間、三春ネギを食べなければよい。

代わりに、これからスーパーで売り出される阿久津曲がりネギか、溪谷の紅葉に合わせて江田駅近くに直売所を設ける小野町のNさんの曲がりネギを買って食べる。いっぱい買って仮植えしながら消費するという手もある。

話はまた変わって、夏井川渓谷のカエデの紅葉だが、NHKの情報では「色づきはじめ」。しかし、すでにツツジ類を中心に山全体がかなり色づいている。

川前だけでなく、小川分のわが牛小川でも11月13日、小川町商工会主催による「夏井川渓谷紅葉ウオーキングフェスタ2011」が開かれる。それを忘れていた。集合場所は無量庵の隣、錦展望台だ。去年までは案内人の一人だったが、今年は会津へ行く用事があってパスするしかない。

紅葉ライトアップ会場周辺の放射線量(9月25日現在)は、チラシによれば0.12~0.16マイクロシーベルト/時だ。アカヤシオの花が満開の春は、行楽客は皆無に等しかった。紅葉の秋にはにぎわいが戻ってほしい。

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