2011年5月5日木曜日
災害救助犬
4月末の夕方、知人が避難している藤間中(いわき市平藤間)の体育館を、NGOのシャプラニールの職員とともに訪れた。
バングラデシュやネパールで活動しているシャプラニールが、「東日本大震災」を契機に、初めて国内での災害支援を行っている。北茨城市で緊急支援活動をしたあと、いわき入りした。3月下旬に会員であるカミサンと連絡が取れ、わが家の近くにある義伯父(故人)の家を基地にして、いわき南部に出動している。
シャプラの支援内容は、当初の緊急支援から仮住まいの生活再建支援へと変わってきた。勿来の災害ボランティアセンターに詰め、小名浜の災害ボラセンが立ち上がったあとは、小名浜にも職員が張りついている。避難所から一時提供住宅へと被災者が移る、その時点での支援策を実施するための情報収集を兼ねた藤間中訪問でもあった。
ちょうどお坊さんのグループが慰問に来ていた。2回目だという。校長さんの頼みで宵の慰問になった。曹洞宗、浄土真宗と「超党派」ならぬ「超宗派」だ。歯科医で週末はプロのシャンソン歌手も一緒だった。「笑い療法士」のお坊さんが司会を担当した。
災害救助犬もやって来た=写真。救助犬は8歳あたりまでが活動の限界。10歳だから、現役ではない。そのワンちゃん、黒毛のラプラドールが活動の一端を披露した。パートナーのことばをうけて伏せたり、立ったり、歩いたりした。
救助犬は空中に漂っている「浮遊臭」をかいで、がれきの下に埋まっている人間の存在をほえて知らせるのだという。
引退した今は災害救助犬のPRを兼ねて慰問活動を展開している。子どもたちは救助犬の周りから離れなかった。犬もまた立派なボランティアなのだと知る。
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