2011年12月27日火曜日
じいじサンタ
先週の土曜日はクリスマスイブ。夜は家で、あるいは飲食店で盛り上がったことだろう。忙しい一日だった。
一時提供住宅などに住んでいる被災者を対象に、午前11時から午後2時まで中央台公民館でクリスマスパーティーが開かれた。車のない人には送迎バスが運行された。パルシステム福島、シャプラニール、市社協からなる実行委員会が主催した。
体育館では大熊町相馬流山保存会による郷土芸能「相馬流山踊り」、プロの「Holly Bell」によるハンドベルやマリンバ、ビブラフォン演奏が行われ、3B体操協会指導士のリードで参加者が体を動かした=写真。手づくりのクリスマス料理に郷土料理、ケーキが振る舞われたほか、クリスマスプレゼントが配られた。
会費500円、小学生以下は無料で、100人近く集まった。午後からいわき地域学會の市民講座に顔を出さなくてはならないため、午前中だけおじゃました。豊間で津波被害に遭い、被災後初めて顔を合わせる女性がいた。握手をして再会を喜んだ。3B体操の指導士も旧知の女性だった。名刺をもらった。
地域学會の市民講座から帰るとすぐ、車で5分ぐらいのところに住む長男一家を訪ねた。4歳と2歳の孫にクリスマスプレゼントをした。4歳の孫はゴーカイジャーを所望していた。2歳の孫については、母親が「なんでもいいです」というので、おもちゃの車を買った。
ゴーカイジャーのことはよくわからない。おもちゃ屋に「ゴーカイガレオンバスター」(エネルギー砲)とかいうものがあった。それを買った。「じいじサンタ」に目を輝かせたのは一瞬だけ。エネルギー砲が出てくると「イマイチだなぁ」ときた。孫といえども、頭をコツンとやりたくなった。ほしいものはちゃんと父親が用意していたらしい。
夜は大人のクリスマスパーティーだ。疑似孫と親がやって来た。疑似孫2人のうち1人はほかの福島の子らとともに、「富山SAVEふくしまチルドレン」を介して福岡で冬休みを楽しんでいる。
同じ時間帯、福岡でクリスマス会が開かれた。それをインターネットで生中継した。疑似孫が登場して親に語りかける。「心配しないで待ってて」。父親と一緒に見た。こうしたネットの技術にはうなってしまうほかない。
間もなく画家の阿部幸洋が現れた。豊間の大工さんもやって来た。大人6人と子ども1人のにぎやかなイブになった。
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