2011年12月25日日曜日
クリスマスフラ
クリスマスフラダンスショーが12月23日夕方、ラトブ1階の「いわき横丁」で開かれた。ラトブ2階に入居している被災者のための交流スペース「ぶらっと」が主催した。
前日、「ぶらっと」利用者やスタッフ、「ぶらっと通信」編集ボランティアらが集まって忘年会を開いた。その席で、スタッフの一人が所属するフラグループのショーを知った。ちょうど買い物もあったので、出かけた。忘年会に参加したメンバーも何人か顔を見せた。
スパリゾートハワイアンズのあるいわきでは、ご当地映画「フラガール」以来、フラダンサーを「フラガール」と呼ぶことが多くなった。プロ・アマを問わない、フラを踊る人は「フラガール」だ。小学女子が「いわき横丁」を通り抜けながら、「フラガールだ」と反応したのは、そのあらわれ。広く認知されているというべきだろう。
南太平洋の踊りの文化が温泉と融合して定着し、クリスマスにまで披露されるようになった。「クリスマス寒波」がやって来るというのに、通り抜けの「いわき横丁」では、踊っていても寒いのではないか。そんな心配は無用だった。ギャラリーがいっぱいになった。寒いどころか燃えた、はずだ。
タヒチアンダンスを踊ったときの頭の飾りが面白かった=写真。鳥の羽でできている。それからの連想だが、ある種の踊りは鳥の求愛ダンスをヒントにしていないか。
フラダンスも、タヒチアンダンスも知らない門外漢だ。が、たとえばニューギニアには色彩豊かなフウチョウ科の鳥(極楽鳥)がいて、それぞれに独特の求愛ダンスをする。それらを観察してきた人間が、自分たちの踊りにその動きを取り入れる、というようなことはないのか。
自然とともに生きる人間たちが、鳥獣や虫魚の動きを、台風や津波といった自然の猛威を、民族の気持ちとして踊りに表現して伝える……。そういうことはあるのかないのか、フラやタヒチアンにはそれが反映されているのかいないのか。「ぶらっと」スタッフのYさんに今度、じっくり聞いてみよう。
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