2015年11月4日水曜日

カエデ紅葉

 11月1日は吉野せい賞表彰式、2日は同期生の告別式。ということで、3日の文化の日が私の日曜日になった。午後、夏井川渓谷の隠居へ出かける。目的は二つ。隠居の庭に生ごみを埋め、この時期、JR磐越東線・江田駅近くの道端にできる直売所で小野町の曲がりネギととろろ芋を買うこと。
 江田駅前に着くと、駐車場が満パイ状態だった。広場にテント村ができていた。ヒルめし抜きだったので、帰りにコンニャクのみそおでんを食べた。

 直売所に立ち寄った。ん?曲がりネギがない。「ネギは?」「きのう(2日)は雨だったので、畑に入れなかったんです。そんなときに入ると病原菌がつくものだから」と奥さん。土がぬかるんでいるから、だけでなく、ネギの病気予防のため、でもあったのか。

 ではと、カミサンから頼まれたとろろ芋3本を買った。袋入りは少し安かったが、頑張って1本千円の、長く大きな芋を選んでもらった。こちらはおばあさん(義母?)が担当だった。

 渓谷のどまんなか、錦展望台は車と人であふれていた=写真。窓付きプレハブ物置の前で地酒を売っていた土地所有者のSさんの話では、日曜日はもっと混んでいた。

 谷のカエデは、赤く染まったものからまだ緑のものまでさまざまだった。対岸の紅葉はピークを過ぎ、裸の木々が目立つようになった。

 隠居の庭に生ごみを埋めたあと、小一時間、辛み大根を間引いたり、倒れた三春ネギの根元をほじくり、ネキリムシを探したりした。3匹、ブチュッとやった。

 さて、小野町の曲がりネギだ。「今度の土曜日(7日)には持ってきます。でも、日曜日は雨だから……」。日曜日が雨? それは困る。「神谷地区市民歩こう会」が予定されている。雨天の場合は中止、曲がりネギの直売もない。となると、土曜日に来るしかない。そのときにはいちだんとカエデの紅葉も進んでいることだろう。

 江田駅前のテント村に川前の野菜直売所があった。一本ネギを買って、夜、焼きネギにして食べてみた。いよいよ小野町の曲がりネギのとろみと甘みが恋しくなった。

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