2017年11月18日土曜日

きょうは行事が三つ

 1カ月余り前、シャプラニール=市民による海外協力の会に、カミサンがシャプラニールいわき連絡会としていくらか寄付をした。その領収書が届いた=写真。バングラデシュ洪水とロヒンギャ難民の緊急救援募金呼びかけに応じた。シャプラのいいところは、寄付金の使い道が透明で、寄付者に報告があることだ。会設立時からこれは変わっていない。 
 そのシャプラの7回目のいわきツアー「みんなでいわき!2017」が、きょう(11月18日)とあす、開かれる。

 シャプラは東日本大震災後、いわきで5年間、被災者支援活動を展開した。その経験を踏まえて、今回は震災後、交流が生まれた津波被災者(平薄磯)と原発避難者(双葉町)からこれまでの思いを、さらに農の現場(小川)で生産者から生の声を聞く。また、食(平、四倉)を通じていわきを感じてもらうという。泊まるのは常磐の温泉旅館。夜、そこへ合流する。
 
 その前にやることがある。朝8時から正午までは、行政区の役員が参加して原子力防災実動訓練が行われる。防災ラジオなどによる屋内退避指示を受けての連絡・退避訓練、避難指示を受けての一時避難場所への移動とバスによる仮想避難所(南部アリーナ)への移動・スクリーニングなど、こちらはスケジュールが決まっている。
 
 それが終わったら、いわき地域学會の市民講座(午後2時から市文化センター)が待っている。講師は地域学會幹事で、いわき市立美術館長兼宇都宮美術館長の佐々木吉晴さん。「参加型市民文化と社会への寄与――アメリカの美術館が生まれた背景」と題して話す。原田マハの小説『デトロイト美術館の奇跡』(新潮社、2016年)を読んだばかりなので、個人的にはいいタイミング、いいテーマになった。

 終わって午後4時からは、そのまま地域学會の役員会が開かれる。次の行事のための段取りを確認しないといけない。
 
 というわけで、日中、二つの行事をこなしたあと、カミサンと一緒に午後6時からの「みんなでいわき!2017」懇親会に顔を出す。「普通のいわき市民の暮らし」を知ってもらうために、原子力防災実動訓練の話でもしようか。

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