2010年3月26日金曜日

オオハクチョウ1羽残留


けが? 飛び立つ体力がない? それとも、つかの間の休息? オオハクチョウが1羽、平中神谷地内の夏井川に残留している。連休明けに堤防を車で通って分かった。きのう(3月25日)もいた=写真

平中神谷の上流、平中平窪で越冬していたハクチョウたちは、3月15日には1羽残らず北へ帰ったという。中神谷のハクチョウたちも連休をはさんで姿を消した。と思ったら、顔の赤っぽい1羽が残っていた。写真に撮ってアップすると、オオハクチョウだった。

改修工事が終わったばかりの護岸付近で移動したり、休んだりしながら、ひとりぽつねんと過ごしている。カルガモたちも少数が羽を休めている。とはいえ、一緒に行動するわけではない。じゃけんにするわけでもない。オオハクチョウはオオハクチョウ、カルガモはカルガモ。さっぱりした関係だ。

最初、顔と首に色が着いているので若鳥かと早合点したが、上くちばしの基部が成鳥であることを示す鮮やかな黄色だ。個体によっては頭や首が黄褐色を帯びた成鳥がいるという。それに違いあるまい。オオハクチョウがこのまま残留するとなると、いわきでは初めてのケースか。

翼を見た限りでは、折れているような様子はない。去年までいた残留コハクチョウの場合は、翼のけがの具合がはっきり見てとれた。けがでないとしたら……。ま、よけいな詮索はよして、しばらく見守るとしよう。いや、既に「白鳥おじさん」のMさんが見守っているはずだ。

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