2010年3月30日火曜日

在庫なし


この冬の天気にはまいった。寒暖がめまぐるしく変わる。きょうの気象情報も、いわきで最高気温8度。間もなく4月だというのに、これだ。ここまで雨・雪・曇りが多い年は、そうないのではないか。記憶はあてにならないが、温暖化が言われ始めてからは久しぶりの厳冬だった。

土曜日に夏井川渓谷の無量庵に泊まった。台所の湯沸かし器=真=は壊れたまま。着いてすぐ、牛小川の区の総会に出かけた。米をといでご飯をたくような時間はない。あったにしても台所に立つことはなかったろう。

2月初旬、水道管と湯沸かし器をつなぐ蛇腹風の管の継ぎ手が凍結・破損した。管工事業の友人に連絡したら、後日、社員が修繕に来た。合う部品がないので取り寄せることになった。

以後、連絡がない。ミニ同級会に、その友人の車で松島へ行った。道中、聞けば「部品の在庫がない、ということだった」。湯沸かし器を新しく取り付けるしかないのだという。「これからあったかくなるから、水でもいいべ」

〈こいつめ〉と思いながらも、この湯沸かし器は自分たちで買ったものではない、取引のある家電商から、前に湯沸かし器が凍結・破損したときに譲り受けたものだったことを思い出して、気持ちを鎮めた。

台所の仕事はしばらく水を使ってやるしかない。にしても、この寒気はこたえる。とっくに「余寒」が終わってもいい時期にきているのに、「余寒」とはいえない寒さが繰り返す。例年なら、もう咲き始めるアカヤシオの花が一輪も見えない。街へ下りて来たら、ハクモクレンの花が開きかけたままでこごえていた。

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