2010年3月22日月曜日

黄砂にかすむ松島


おととい(3月20日)からきのうにかけて、全国的に天気が荒れた。

土曜日。福島県の浜通りは晴れだった。男4人、いわきで合流し、青空の下を小同級会のために車で松島へ北上した。国道6号を利用した。宮城県の山元インターチェンジから、部分開通をしている常磐道に入り、仙台東部道路~三陸道を経由して松島のホテルに向かった。

山あいに夕日がしずみかけるころ、阿武隈川を渡った。遠景がなんとなくかすんでいる。「春霞」だ。松島も夕暮れだったせいか、うすぼんやりしていた。

大展望風呂につかって「八百八島」の一部をながめた。「静かな内湾」という点ではノルウェーのフィヨルドと同じだが、スケールの点でいえば極めて日本的、箱庭的だ。

日曜日。早朝6時には目が覚めた。曇っていた。それ以上に、島々がかすんでいた=真。黄砂だった。春の嵐が中国大陸から運んで来たのだろう。

雨は降っていなかったが、風が時折、強く吹いた。ホテルを出たあと、福浦橋を渡ろうとしたら、「強風のため通行禁止になりました」。大きな遊覧船は運行されていた。が、乗るのをやめて五大堂を見物した。瑞巌寺も、参道を巡るだけにした。

昼過ぎ、帰途に就く。いわき組以外の一人は仙台空港から西へ飛んだ。強風で列車が運休した。地元の幹事が空港まで送って行った。いわき組は東北道~磐越道を利用した。雲行きが怪しい。雨が降って、やんで、照って、また降って、やむ。めまぐるしく天気が変わった。

いわき三和インターチェンジを過ぎたあたりから青空になった。路面も乾いている。聞けば、いわきでは朝方、雨がちょっと降ったくらいだが、風は強かった。天気に振り回された同級会だった。

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