2010年9月7日火曜日

市民体育祭


日曜日(9月5日)に神谷地区市民体育祭が開かれた=写真。今年で37回目だ。子どもが小学生のころ、頼まれて地区対抗リレーに出たことがある。およそ30年ぶりの参加か。といっても、選手としてではない。

神谷地区は8つの行政区で成り立っている。神谷村が平市と合併し、平市が他市町村と合併していわき市になっても、地区の範囲は変わらない。神谷小を引き継いだ平六小の学区と重なる。その中心、中神谷地区の戸数・人口が増えたために、10年余前、行政区が3つに分かれて8つになった。分かれた1つに住んでいる。

その区の役員としてPTAや子どもなど、選手をサポートする側についた。役員にはいろんな役割がある。テント張り、弁当の手配、飲み物の調達、片付け、反省会の準備……。新米役員はテント張り、綱引き出場、反省会の中締めあいさつを仰せつかった。

相変わらずの猛暑だ。体育祭の開会式では、あいさつに立った全員が熱中症への注意を促した。言われるまでもない、どの区もウーロン茶やスポーツドリンクのほかに、梅干し、塩飴などを用意して熱中症の予防に腐心した。

きのうのカーブミラーの話でも触れたが、体育祭までには水面下の、長い準備期間がある。それを、それぞれの区の役員が中心になってこなす。協賛金のお願い、出場選手の確保・名簿づくり、その他。事務的な仕事と無縁できた人間には面食らうことばかりだ。

が、スタッフとして参加して感じたことが2つある。

1つは、市民体育祭は膨大な人間のボランティア精神によって成り立っている、ということ。朝7時。8地区の役員などがテント張りにやって来た。その数のすごさに目を見張った。そういう人たちの力の結集がまだ可能な地区なのだ、ということを実感した。

もう1つは、選手・スタッフが一致して汗を流したことによる一体感、それを味わえたこと。今年の総合成績はブービー賞だったが、反省会のビールはことのほかうまかった。日ごろ、顔を合わせている人はほとんどいない。が、体育祭を一緒に経験して少し“きずな”が深まったような気がした。

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