近所に国道6号と旧国道をつなぐ“細道”がある。その道の側溝に一部、ふたがかけられた=写真。細道は、昔は“あぜ道“だった(ろう)。そんな細道が、新旧国道の間に張り巡らされている。
新旧国道の間に家が立ち並ぶ。その家並みにはさまれて畑が残る。そんな様子を、8月28日付小欄「スイカ被害」で少し書いた。その一部、義弟の家を含むわが家の裏手の畑がいよいよアパートに変わるらしい。そのための側溝整備だった。関係する業者が説明に来てわかった。
アパートに変わる畑は、結構広い。小学校の校庭の半分くらいはあるだろうか。そこに2階建てのアパートが4棟建つ。マンションではないから、日照の影響は受けない。建設同意書に署名して判を押した。
3・11の津波被災者、あるいは原発避難者のためのアパートかと聞けば、違うらしい。そういう人たちも入居するかもしれないが、単に若いファミリー向けが3棟、独身者向けが1棟ということだった。税金対策を兼ねた、ごく普通のアパート建設だろう。
畑の一部を入居者の家庭菜園用に残すという。このへんは、目いっぱい土地を使ってアパートにするのとは、多少違う。新しいアパート経営のかたちといえるかもしれない。
いわき市は市街化区域内に多くの未利用地を抱えている。わが家の裏手の畑がそれに当たる。家並みに囲まれた周辺の田畑も一部、宅地化された。震災後、そうしたケースが散見されるようになった。都市計画上は歓迎すべきことなのだろう。が、地域との“共生“という点では悩ましさが募る。
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