京都に着いて初めて祇園祭が行われていることを知った。街の中に「山鉾」が立っている=写真。行き交う人もふだんより多いとバスガイドさんがいう。
5月、夏井川渓谷の埴生の宿(無量庵)に同級生がつどい、ほろ酔い気分で今年の“修学旅行”先を話し合った。みんなの仕事や体調その他を考えて、7月13~15日の3連休に京都へ行こう、となった。それだけの話で、祇園祭のことは念頭になかった。そもそも京都の年中行事については知識がない。
さっそく、無料で配られている京都新聞発行の「祇園祭特集2013」(タブロイド判8ページ)に目を通す。私たちのような観光客向けのフリーペーパーだろう。祭りの歴史、「山」と「鉾」の違い、主な行事日程などをざっと学習した。
「京の都で疫病が度々流行した平安時代、当時これは怨霊の仕業と考えられ、頻繁に厄よけ祈願の祭礼が行われていた。869(貞観11)年には、当時の国の数にあたる66本の矛が神泉苑に立てられ、悪霊退散が祈願された」。これが祇園祭の始まりだとか。
貞観11年といえば、東日本大震災と同規模の「貞観地震」が発生した年だ。みちのくの天変地異も念頭においての悪霊退散祈願だったか。
きのう(7月17日)、メーンの山鉾巡行が行われた。テレビニュースを見ながら、13日、14日(宵々々山)、15日(宵々山)の京のにぎわいを思い出していた。汗と雨の時間も。いわきは肌寒い日が続いている。
1 件のコメント:
お疲れ様でした.
滝のような雨、すごい写真ですね。
平安時代以来の大震災、歴史の重みを感じます。
修学旅行、新婚旅行、家族旅行と思い出を作りました。寺社参拝や仏像巡り、また行きたくなりました。
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