12月15日は今年(2025年)最後の回覧資料配布の日。実際は年内にもう1回、元日付の回覧資料(「広報いわき」など)が残っている。
元日に仕事をするのは野暮というもの。役所も年末年始休に入るから、年内最終週の29日か30日に元日付の回覧資料を配って、ゆっくりした気分で新年を迎える。
15日の早朝、カミサンを接骨院へ送った足で回覧資料を配った。帰って店を開け、ごみネットとごみ袋を出してから、ブログの原稿を入力した。
朝食はカミサンが戻ってから取り、一休みすると、今度はもちを切った。もちは前日の日曜日、カミサンの実家でついたものだ。
何年か前までは私ら夫婦も、もちつきを手伝った。私は蒸籠(せいろ)の火の番。「釜(かま)じい」だ。今は夕方、できたてのもちをもらいに行くだけ。
もちは電気もちつき器でつくる。1キロごとにポリ袋に入れ、ほぼ20センチ四方のかまぼこ形にする。
もらってくる数は事前に連絡してある。歳暮としてすぐ届ける家もある。わが家で食べるもの、あとでひとり世帯に届けるものは、私が食べやすい大きさに切る。
切り方は簡単だ。真ん中から2つに割り、さらに2センチ幅で包丁を入れる。もちは一夜寝かせると、少し硬くなる。日をおくともっと固くなって、包丁で切るのに難儀する。切ったもちはすぐ、カミサンが新聞紙にくるむ。
大根を切るようなわけにはいかない。それこそ滑りをよくするために、ときどき大根に包丁を当てて表面をぬらす。
前は革手袋をはめてやったが、今年はハーフフィンガーをはめている。そのまま左手で包丁の峰をグッと押し込む。
今年はできたてに近かったせいか、手のひらが痛くなることも、赤く峰の跡が残ることもなかった。
それが終わって茶の間でくつろいでいると、玄関の方から聞き覚えのある声がした。ハマの近くに住む知人が手製の「馬」の置物=写真=と日本酒を持ってきた。
このところ、毎年暮れになると、糸ノコを操作してつくった干支(えと)の置物が届く。令和4(2022)年の虎(寅)が最初だったろうか。以来、兎(卯)、龍の落とし子(辰)、蛇(巳)と続き、今回は馬(午)がやって来た。
一目見ただけでも躍動感がある。力強く前進するように、という思いが込められているのだろう。さっそくテレビのわきの本棚の上に飾った。
早朝、回覧資料を配ると弾みがついたように、もちを切り終えた。そこへ来年の干支の馬がやって来た、一気に正月の準備を終えた気分になった(ただし、年賀はがきはまだだが)。
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