わが家に「ティファール電気ケトル」という、魔法瓶に似た「やかん」(湯沸かし器)がある=写真。容器に水を入れ、電源プレートに載せてスイッチを入れると、すぐお湯が沸く。
店の一角に喫茶室を兼ねた地域文庫がある。ケトルはカミサンが来客に出すコーヒー、紅茶、緑茶用だ。
そのケトルの電源プレートに関して、ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップの3社連名)から、リコール(無償交換)を知らせるはがきが届いた。
2021年10月~2024年7月に製造されたティファール電気ケトルのうち、特定の製造ロットで、電源コードの「不適切な使用方法」(カギかっこは私)によって電源プラグが破損し、場合によってはコンセント付近で発煙・発火の可能性があるという。
販売元はビックカメラグループだが、対応窓口はグループセブジャパンというところだ。フランスに本社を置くグループセブの日本法人で、ここが輸入元なのだろう。
実は先日、地元の公民館から隣組に配る臨時の回覧資料が届いた。内容ははがきと同じで、リコールを伝えるものだった。抽選会で電気ケトルが当たった人は公民館まで連絡を、対応資料を渡します――。
8月31日に地区の市民体育祭が行われ、終わって「大抽選会」が開かれた。抽選会の景品の一つにティファール電気ケトルがあった。
公民館から回覧資料が届くとすぐ、カミサンがはがきを見せた。それで前から家にある現物を確かめ、はがきの指示に従って、ケトル底面に表記されている「製品品番」と「4ケタ番号」をチェックした。
ついでに生産国を確かめる。フランス製かと思ったが、「メイド・イン・チャイナ」だった。
対象製品が多いためか、該当製品の一覧はホームページでどうぞという。手元のケトルの製品品番と4ケタ番号をリコール製品の一覧と照合する。どれにも該当しない。
つまり、対象外。電源プレートを交換することなく、今まで通り使用できるということだ。
わが家の場合はそれで一件落着だが、抽選会のケトル当選者は同じように製品品番と4ケタ番号をチェックして、該当製品かどうかを確かめる必要がある。
もちろん公民館に連絡するのが一番だが、いながらにして確認するには「電気ケトル リコール」で検索しても、ティファール公式サイトにたどり着く。私もそれで確かめた。
にしても、と思う。電源コードの「不適切な使用方法」って、何を指しているのだろう。使う側(消費者)の扱い方次第のような表現がどうにも引っかかる。
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