2010年2月24日水曜日

部品交換


夏井川渓谷にある無量庵の温水器(瞬間湯沸かし器)が凍結・破損したので、水道工事業を営む友人に修理を頼み、日程を調整して職人さんに来てもらった。きのう(2月23日)のことだ。

朝の9時半には無量庵に着いた。ふだんは留守にしているから、室内が冷えきっている。石油ストーブ、石油ヒーター、電気ごたつ、電気マット――すべての暖房器具を作動させて室内を暖める。外気温も南風が入り込んで上昇する。しばらくすると、寒暖計が20度をさした。この時点でストーブとヒーターを止めた。「光と気温の春」になったのだ。

夏井川渓谷はケイタイの圏外。11時前に無量庵の固定電話が鳴って、「修理に行くのは午後1時になる」という。来る時間が分かれば、無量庵で待っている必要はない。県道に沿って散歩する。車で無量庵へ向かう道すがら、アセビの花らしいものを見かけた。それを確かめるのだ。

無量庵の背戸、道路をはさんだ南向きの山の畑に人がいた。春の陽気になったので、畑仕事が何より好きなお年寄りはじっとしていられないのだろう。アセビの花はやはり咲いていた=写真。満開というほどではない。が、日なたではムッとするほどの暖かさ。少しずつ渓谷にも春が姿を見せつつある。梅前線も無量庵に到着した。

さて、職人さんが来て温水器をチェックした。水道管と温水器を結ぶ管の継ぎ目がやられたと思っていたが、そうではなかった。継ぎ目のすぐ上にある温水器の水抜き部分がやられていたのだ。手持ちの部品はない。注文して取り寄せることになった。

水は隣地にある東北電力社宅跡の井戸から電気で揚水している。温水器が壊れた以上は電源を切っておかないといけない。蛇口に温水器専用のバルブが付いていないので、電源が入った状態では“噴水”を防げないのだ。

ところが電源をオフにしていると、温水器が直ってもすぐには水が出ない。揚水ポンプの中に空気がたまり、モーターが作動しないのだ。呼び水が必要になる。部品を調達するまでどうするか。

やはり飲み水や風呂水は使いたい。蛇口に温水器専用のバルブを付け加えてもらい、ポンプに呼び水を施して温水器以外は使えるようにした。半分だけ直った、というところか。

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