2010年2月4日木曜日

珍客来る


知人(若い女性)がペットのマルティーズを連れてやって来た。体重2.95キロの小型犬で、名前を「ミルク」という。白絹のような長い直毛が特徴の室内犬だ。両耳と鼻の周り、尾のほかは、あらかた刈り込まれている。犬の美容院へ行って来たばかりだそうで、いかにも清潔な印象を受けた。

カミサンを交えて犬談議になった。わが家には長い間、雑種の赤柴がいた。子供が小学生のとき、近所に捨てられていたのを拾ってきたのが始まり。「リョウマ」と名付けた。今年、同じような名前の大河ドラマが始まった。が、犬と人間を一緒にするのは慎もう。

で、「ミルク」ちゃんだ。抱くと最初は震えていたが、やがて落ち着いて静かになった。抱いたときの温かさ、重さ、大きさからいうと、生まれたばかりの人間の赤ん坊を一回り小さくした感じか。

飼い主が「怒らないでください」と言いながら、このメス犬の習性を教えてくれた。若い男性でないと抱かれないのだという。その「面食い」が、若くはない男性に抱かれた。それで居心地がいいようなのは「発見」でもあったか。いや、犬といえども外見ではなく、中身を見抜く力はあるのだ。

鼻の周りがなんともおかしい。そこだけ見ると、NHKテレビの「ダーウィンが来た」に登場する「ヒゲじい」だ。もっとも「ヒゲじい」はチャールズ・ダーウィンがモデルだそうだが。

写真に撮ってパソコンに取り込み、拡大したら鼻の下が黒っぽい。今度は逆に「飼い主よ、怒らないで」と言いたくなった。加藤茶の“ちょびひげ“に見えてしかたないのだ。でも、黒い瞳にはちゃんと光が宿っている=写真。かわいいので写真を進呈することにした。

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