2011年1月20日木曜日

幽霊橋の下の梅の花


いわき市の東半分、夏井川流域ではどこの梅の木が真っ先に花をつけるのだろう。散歩コースの平字中神谷地内では堤防のそば、農家の庭でもう梅の花が見られる。北西の季節風が赤井岳から吹きおろし、寒さに体が震えあがる、ぎゅっと顔の皮膚が引き締まる――今年はそんな厳冬のイメージがあるものの、梅の花はもう「春近し」を告げている。

毎年、夏井川流域の幹線道路(平地は国道399号、その先は県道小野四倉線)沿いの「梅前線」を記録する。気象台の職員ではないから、たまたま通りすがりにちらりと見て、咲いていれば「開花」とメモする程度だ。

国道399号では平の中心市街地、八幡小路からお城山に架かる跨道橋「高麗橋」(通称・幽霊橋)の下の急斜面、ここに数本ある梅の木が最初に満開になる。先週の金曜日(1月14日)に通ったら、満開に近いではないか=写真。日照時間はそう多いとは思えないが、日だまりには違いない。樹木は厳しい冬のもとでもう春への準備を進めている。その目安になる。

県道小野四倉線では、夏井川が平地から山地へと急に変わる小川町・高崎あたり。知人の屋敷にある梅の古木は伐採に近い状態で剪定された。その近く、道沿いの梅の若木がちらほら花をつけ始めた。「梅前線」はそんなに遅れてはいない。

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