2011年1月28日金曜日

乾燥注意報


真冬の青空をバックにハクチョウが群飛する=写真。ハクチョウが越冬する夏井川沿いの住民には見慣れた光景だ。この青空のために、いわきでは冬も洗濯物を外に干すことができる。これは太平洋側の気象的特性の一つだが、マイナスに作用することもある。空気の乾燥だ。

福島県の浜通り全域に乾燥注意報が発令されている。町も、山野も乾いている。体も乾いている。足の裏と手のひらがそのセンサーだ。

半月前あたりから、かかとと手の指にカサカサ感を自覚するようになった。冬は空気が乾燥するうえに暖房器具を使う。ますます部屋の空気が乾燥する。こたつを使えば、足の裏がピンポイントでカサカサになる。「指パッチン」もすべってできない。

NHKの「あさイチ」で、かかとと手の指がカサカサする理由がわかった。そこは乾燥から肌を守る皮脂がほとんど分泌されないところだという。皮脂がないのだから、空気が乾燥すればカサカサしやすい。対策としては「尿素クリームを塗り、ラップをして3分ほどおく」ことだそうだ。

何年か前、かかとが乾きすぎてひびわれたことがある。ときどき、痛みが走った。その予防のために数日前から保湿クリームを使っている。手のひらにも。

空気が乾燥していると、静電気が発生しやすくなる。この前、いわき駅前の「ラトブ」でエレベーターに乗り、「閉める」ボタンを押したらビッときた。

「ラトブ」の地下駐車場はエレベーターの出入り口ドアも「鬼門」だ。空気が乾いていると、車を降りたとき、エレベーターの出入り口ドアを開けたとき、ビッとなる。車の場合は降りるときに一度、手で車体に触ると静電気は発生しない。建物のドアは、エレベーターのボタンは? 乾いた人間には、それが怖い。

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