2015年9月8日火曜日

体育祭、無事終了

 今年(2015年)の5月は晴天続き、6~7月もカラ梅雨だった。ところが、残暑がきつくなるはずの月遅れ盆あたりから“雲行き”がおかしくなった。以来、曇天の日が続く。ちょっと遠出を、という日にかぎって雨に降られる=写真(8月17日=いわき市南部の国道289号)。
 日本列島の気候がおかしくなって、「乾季」と「雨季」に移行しつつある兆しか、なんて思ったりした。いや、今も思っている。竜巻が日常化しつつあることだし。
 
 この1週間は、天気予報が気になって、気になって……。9月6日の日曜日、「神谷(かべや)地区市民体育祭」が開かれる。雨で1週間延期、という事態になるとコトだ。理由は二つ。個人的なことが一つ。もう一つは、団体競技の出場メンバーが1週間後もそろうかどうか――。
 
 当日、朝6時。花火が揚がった。「体育祭開催」の知らせだ。東隣の草野地区でも花火が揚がった。2発ずつの連弾だ。9時の競技開始のあと、少し強く雨が降った。どうしたものかと思っているうちに、雨がやみ、そのまま予定通り全種目を終えることができた。
 
 神谷地区には八つの行政区がある。その一つの区の責任者なので、行政区の役員と地区の子どもを守る会のメンバーと合同会議を開き、出場メンバーの確保を守る会に頼んだり、体育祭のあとの反省会までの役割分担を確認したりと、けっこう準備に時間をとられた。6月の球技大会とともに、9月の体育祭は地域の一大イベントだ。
 
 延期になるだけでもテントの撤収・張り直しと大変な労力が必要になる。去年がそうだった。今年は、12~13日、夏井川渓谷の隠居(無量庵)で同級生による恒例の飲み会が予定されている。体育祭が延期になればダブるので、ノンアルコールで付き合い、ホストだけ泊まらずに帰宅して、早朝から開催準備に追われるところだった。
 
 出場メンバーのうち、主力になる家族は、1週間後には出場が難しい。ということで、守る会も選手確保に頭を痛めることになる。少子・高齢化のうち、「少子化」がこんなところに顕在してきた。部活や塾もある。子どもがいても参加が難しいのだから、いないところ(農村部)では係累を頼ってよそから補強するということになる。

 とにもかくにも予定通り、無事に終わった。反省会にはカツオの刺し身も出た。不思議なことに、40~20代の若い人たちは「カツ刺し」より鶏の「から揚げ」に手が出るようだった。
 
 日曜日の夜はカツ刺しと決めている。反省会で口にしたものの、いまひとつ満ちたりた気がしない。きのう(9月7日)は一日遅れの日曜日という気分でいたので、夕方、いつもの魚屋さんへ出かけたら、若だんなが開口一番、「カツ刺し、食べたんじゃないですか」。「食べたけど、いつものカツ刺しが食べたくなって」と私。
 
 若だんなも天気がどうなるか、やきもきしていた。草野も神谷も体育祭となれば、反省会用にカツ刺しの注文が殺到する。冷凍食品と違って生ものだから、「1週間延期」となったら目も当てられない。おたがい体育祭が無事に終わったことで、胸中は晴れやかだった。
 
 今年の、ほんとうの反省――リレーの選手を減らす、世代限定をゆるやかにする、などの見直しが必要ではないか。体育祭が始まったのは40年前の昭和40年代後半。当時、少子・高齢化は話題にも上らなかった。少子・高齢化時代にふさわしいルールを――と、本部の記録係の席にいながら、何度も種目に駆り出され、一夜明けると「全身筋肉痛」になった人間は、痛切に思った。

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