いわき駅前再開発ビル「ラトブ」で、9月5日から27日までネパール大震災チャリティーキャンペーンが行われている。その一環で2階の南側エスカレーターわき通路に、「シャプラニール=市民による海外協力の会」のパネルが展示された=写真。
フェイスブックで知ったが、ラトブではシルバーウイークに合わせ、19日から23日まで1階でステージパフォーマンスが繰り広げられている。ネパール大震災支援と敬老を兼ねたイベントで、広く市民から浄財を募る。それをシャプラに贈る。
シャプラとラトブは東日本大震災で縁ができた。主にバングラディシュとネパールで「取り残された人々」の支援活動をしているシャプラが3・11後、初めて国内支援に入った。原発事故もあって支援が最も困難な地域となったいわき市で活動し、生活支援・心的ケアが必要な段階になると、ラトブに交流スペース「ぶらっと」を開設した。
シャプラは2011年10月から半年間、ラトブの店子(たなこ)として「ぶらっと」を運営した。その後、「ぶらっと」はイトーヨーカドー平店に移転し、今はスカイストアに入っている。
今年(2015年)4月、ネパール大地震が発生し、シャプラがすぐさま緊急支援活動に入った。シャプラと縁のできたいわき市民を中心に、シャプラのネパールでの活動資金の一助にと、寄金が相次いだ。今も「ぶらっと」などで浄財を募っている。ラトブに店を持つ知人がはたらきかけて、ラトブでのキャンペーンが実現した。
折から、シャプラはネパールの女性起業家ラム・カリ・カドカさんを招いて全国キャラバンをスタートさせた。ラム・カリさんはネパールのフェアトレード団体WSDO代表でもあり、キャラバンではWSDOの活動や商品開発、生産者であるネパール人女性を取り巻く状況、そして大地震の現状も伝える。いわきでは9月29日午後3時から、生涯学習プラザで報告会が開かれる。
シャプラの設立メンバーの一人が、いわき出身の学友だった。で、四十数年前の設立当初からシャプラを見てきた。カミサンもシャプラのいわき連絡会を引き受けている。シャプラに関しては当事者意識が先に立つ。ラトブへ行ったら、2階の展示パネルの前でちょっと足を止めてほしい。29日のキャラバンにも、ぜひ――。
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