2016年7月11日月曜日

Iヴィレッジ

 いわき新舞子ハイツの多目的運動場へ行ってきた。滑津川の最下流左岸に宿泊施設(同ハイツ)がある。同じ敷地内に同運動場やテニスコート、人工芝フットボール場、体育館などのスポーツ施設がある。それらをまとめて「いわき新舞子ヴィレッジ」と呼ぶそうだ。「Jヴィレッジ」ならぬ「Iヴィレッジ」か。
 多目的運動場は今年(2016年)4月、オープンした。一度にソフトボールが4試合できる。広い。きのう(7月10日)、3面を使って第49回平地区壮年ソフトボール大会が開かれた=写真。小学校区のトーナメント戦で、平六小学区の神谷地区球技大会でわが行政区が優勝したことから、わが区が中心になって40歳以上の選手を学区内から選抜してチームを編成した。

 滑津川の河口部は3・11に津波に襲われた。やや陸よりの幹線道路から海岸に抜ける、川沿いの道路が再開通したが、また通り抜けができなくなった。幹線道路とハイツへの道路の角に同運動場が建設された。ネットにアップされた市長会見その他の資料によると、国の「福島定住等緊急支援交付金」(子ども元気復活交付金)を活用した。大地震で地盤が沈下した水田の跡地利用をはかる事業でもあった。

 市はいわき新舞子ヴィレッジを、東京オリンピック・パラリンピックの国内外代表チームの合宿拠点にすべく誘致活動を展開する、と新聞記事にあった。やはり第二の「Jヴィレッジ」を目指しているわけだ。

 ソフトの試合は、1回戦不戦勝(2週間前のくじ引きでそうなった)のあと、2回戦で敗退した。朝からカンカン照りのなか、応援団として初めて屋根付きベンチに入った。時折、涼風が吹き抜ける。それよりなにより直射日光を避けられたのがよかった。

 この日、参院選の投票が行われた。こちらは球技大会があるので期日前投票を利用した。ソフトは選手が、選挙は有権者が主役。どちらも勝ち負けで決着がつく。実力差がはっきりしているソフトと違って、新聞・テレビを介して茶の間に届く民意にはいつも考えさせられる。

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