いわき市制施行50周年記念市民プレゼン大会「いわき“夢プラン”コンテスト」が土曜日(7月16日)、市文化センター大ホールで開かれた=写真。
6月、担当の市ふるさと再生課から電話が入った。審査員を――という。あとで届いた資料を見て笑った。7人の審査委員のなかでは最年長(60代)ではないか。50代1人(市長)、40代1人(会社役員)、30代1人(県紙記者)、そして20代2人(ご当地アイドルグループ「アイくるガールズ」リーダー、いわき明星大学園祭実行委員長)。大会当日知ったもう1人は、ローカルテレビ局の若い記者だ。
会社役員は私の長男と小・中学校の同級生だ。県紙記者もいわき出身で、会社役員と同じ中学校に学んだ。どちらの親もよく知っている。偶然の人選だが、二重三重に「老・壮・青」の構成を実感した。
コンテストは3部門に分かれ、「高校生以下の部」では湯本一中修学旅行実行委員会プレゼンテーション班が最優秀賞を獲得した。「一般の部」は紺野博史さん、「企業・団体の部」は福島高専ビジネスコミュニケーション学科専攻科が最優秀賞に選ばれた。
一種の楽屋話を書く。審査項目(着眼点・独創性・期待度・共感度・プレゼン方法)に「実現可能性」が入っていないことを踏まえて審査してほしい、という。
大ホールが会場で、出場者(団体)はステージでプレゼンをする。それを客席の最前列に陣取って採点する。NHKの紅白歌合戦を思い出した。席順も、トップの市長のあとは「あいうえお順」だ。おかげで「アイくるガールズ」のリーダーが私の右、学園祭実行委員長が左という配置になった。
紅白歌合戦と違って歌を審査するわけではない。「50年後のいわき」、つまり、市制施行100年のいわきではこんなことが実現しているという“ホラ吹き大会”だ、役所流エンタテイメントなのだ、と割り切って臨んだ。各部門4団体・人の出場者が派手に、地味にパフォーマンスを披露した。
審査員控室では、「老」も「壮」も「青」もなく、あれこれ話した。「老」にとっては得難い経験になった。
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