2008年10月15日水曜日

「地球市民フェス」終わる


8回目のいわき地球市民フェスティバルが10月13日、小名浜港のアクアマリンパークで開かれた。今年はリニューアルされた「さんかく倉庫」の小名浜潮目交流館を初めて会場に加えた。日中は風もなく、晴れて絶好のイベント日和になった。

いわき市民間国際交流・協力団体連絡会といわき市が共催した。①知ってください私たちの活動を②あなたにもできる海外支援③留学生と仲良くなろう④世界の味に舌鼓――の4本立てで、カミサンがやっている「シャプラニールいわき連絡会」=写真=の裏方として私も参加した。

イベント参加者とボランティアの学生らが総出でテントを張り、テーブルやいすをセットしたあと、自分たちのブースへ戻って飾り付けをした。

フェスティバルに参加した団体はあまり変わらない。20代から80代まで、1年ぶりに会う人が十数人はいただろうか。それに擬似孫、本孫も親たちと来た。人と会う。人と交流する。国際交流の前に、国内の、いわきの、来場者との、フェスティバル参加者との交流があった。

ところが、裏方をして分かったことだが、一部のフェスティバル参加者の意識と行動の乖離が、学生ボランティアには解せなかった。駐車場誘導に携わった学生が「大人は勝手だ」とフンガイしていたという。

車をどこに止めるか。商売をしている「いわき・ら・ら・ミュウ」からみれば、イベント会場近くにスタッフの車を止められたら、客の車が止められない。で、スタッフの車は一番遠い所(アクアマリン側)に止める、という取り決めになった。それでもいろいろ理屈をこねて会場近くに止める大人がいたのだという。

メゲルな若者、そんな現実を学んで強くなっていくんだよ。いいところは実践する、悪いところはまねしない――でいくしかない。汗をかかない大人はいる。でも、汗をかく大人はいっぱいいる。その逆に、汗をかかない学生ボランティアもいたような気がするな。世間をぎゅっと凝縮させたフェスティバルではあった。

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