いわきで被災者のための交流スペース「ぶらっと」を運営している、シャプラニール=市民による海外協力の会が今年、設立40年の節目を迎えた。会報「南の風」40周年記念号に、強口暢子いわき市社会福祉協議会長が寄稿している=写真。
社協は3・11後、全国から駆け付けた社協職員やNPO、ボランティアなどの受け入れ窓口になった。「この1年以上にも及ぶ取り組みの中で、多くの支援団体に支援を頂いたが、シャプラニールの存在とその活動は群を抜いている。(中略)私ども社協にとっても欠くことの出来ない心強い存在になっている」。強口会長の実感だろう。
シャプラの前身「ヘルプ・バングラデシュ・コミティ」を立ち上げた一人が、いわき市出身の親友だったので、そのころからシャプラの活動を視野に入れてきた。シャプラは3・11後、いわきを拠点に支援活動を展開している。いわきのDNAをもった組織だからこそと、私は勝手に解釈している。
10月27、28日には東京・芝の増上寺三縁ホールで40周年記念のフエスティバルが開かれる。被災地支援の一環としていわきの民工芸品や野菜が販売される。出店するのはスカイストア(野菜)・クラフト夢現(木工芸品)・木地処さとう(伝統こけし)・いわき絵のぼり吉田(絵手ぬぐい)・磐城高箸(割箸セット)。関東の人はぜひおでかけを。
シャプラは今年、沖縄県が主催する「沖縄平和賞」を受賞した。沖縄県が評価したということが、なによりもうれしい。ついでにいえば、「ぶらっと」もきのう(10月9日)、開設満1周年を迎えた。
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