福島県はきょう(8月25日)から2学期。夏休み最後の日曜日のきのう、カミサンが孫を暮らしの伝承郷に誘った。母親が連れて来るというので、施設入り口の駐車場で待ち合わせ、合流した。
「いわきキッズミュージアム」が23、24日、伝承郷と考古資料館の2カ所で開かれた。若い家族連れが多かった。久しぶりに孫と過ごしたが、気持ちは孫のお守りのつもりでも、後を追いかけるのに精いっぱい。昼が過ぎるころには体が動かなくなった。伝承郷で孫たちと別れたあとは、次の予定を中止して帰宅し、昼寝をした。「年寄り半日仕事」を実感した。
キッズミュージアムでは、体が動かない分、孫を中心に子どもたちの行動を観察した。なかでも印象に残ったのは、滋賀県のNPOの人たちと一緒にやってきた小学生のきょうだいだ。
このNPOはかき氷や流しそうめんを提供した。きょうだいもスタッフの一員として、かき氷の呼び込みや味付けを手伝った。妹はしっかり者で、去年、兄に対して母親のような口をきいていたのを思い出した。
今年はどうか。妹も来たらしい。妹に対する口のきき方がやはり母親的だった。まっすぐな心が健在だった。カミサンには頼もしく映った。
孫たちの関心は虫。トンボだ、クマンバチだ、チョウチョだ、セミの抜け殻だと、古民家の周囲を動き回った。オオシオカラトンボの雌に目を見張り、棒で恐る恐る水たまりに落ちていたキイロスズメバチをつついた。事前に「ハチには注意」と言い渡しておいたので、ハチには敏感だった。
古民家では、それぞれ異なったプログラムが展開された。孫たちは竹のカタツムリとカエルづくりを楽しんだ。残暑が厳しかったが、古民家のなかにいると汗が引いた。吹きぬける風が涼しかった。
流しそうめんは、昼の開始時間前に長い列ができた=写真。下の孫は保育園で経験済み。上の孫がカミサンと向かい合ってそうめんすくいに挑戦した。食の細い孫が「おなかいっぱい」というまでそうめんを口にした。そういえば、2、3歳のころ、わが家に来て腹をすかせると「チュルチュル」(そうめん)をよく食べた。そうめん好きは続いているらしい。
この夏、孫とちっとも遊んでいない――カミサンがキッズミュージアムにからめて電話をかけたのが、呼び水になった。孫には夏休みのいい思い出になった? いや、それ以上に祖父母が孫との時間を楽しんだ。
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