JR東日本などの共通乗車カード「スイカ」の便利さを、初めて目の当たりにした。
台湾へ2泊3日の旅行をするので、2月5日の金曜日、羽田空港のホテルに前泊した。夕方5時20分のスーパーひたちで出かけた。いわき始発、しかも一仕事終えた5時すぎだ。乗りこむとすぐ4人で“ちょい飲み”を始めた。
アルコールはホームの売店で買った。小さな缶チューハイや缶ビール、そしてつまみ。茨城県に入るころにはカラになった。日立、勝田、水戸、この3駅で車内がほぼ埋まった。面白いことに、何人かは缶類を手にしていた。上野へとひた走る特急が「動く一杯飲み屋」と化した。
車内販売のおねえさんは水戸で交代した。おねえさんが来るたびに、われら4人組はアルコールを求め、つまみを手に入れた。こうなると、おねえさんはもはや「行きつけのスナックのママ」だ。
スイカは電子マネーでもある。カードを出してピッとやると、モノが手に入る。私だけスイカがない。カボチャだ。1人はついでに残金まで調べてもらった。
帰りは夜7時すぎに羽田に着いた。タクシーで上野へ直行した。3人はスイカを持っている。自動券売機を利用すれば、8時のスーパーひたちに乗れる――と考えたのだろうが、私は現金買いの列に並ぶしかなかった。結局、次の8時半のフレッシュひたちになった。さすがに帰りはほんとの「ちょい飲み」で終わった。日立を過ぎて乗客が減ると、足を延ばす人間もいた=写真。
後日、若い仲間にスイカの話をすると、近所のセブンイレブンでも使える、ということだった。それよりなにより、高齢世代を対象にした各種サービスがある。カミサンが運転免許を返上したら、タクシー料金が1割引きになった。JRにも割安になる制度がある。その会員になろうかな。
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