2015年2月12日木曜日

交流サロンフェスタ

 福島県いわき地方振興局主催の「交流サロンフェスタ」が昨年(2014年)に引き続き、今年もきのう(2月11日)、いわき市生涯学習プラザで開かれた。いわき市内で被災・避難者のための交流サロン(スペース)を運営しているNPOや双葉郡の自治体、社協などが参加した。

 国際NGOの「シャプラニール=市民による海外協力の会」に関係しているので、震災後、シャプラが平で開設した交流スペース「ぶらっと」のブースに、昼すぎ、立ち寄った。そのまま「おじゃま虫」になった。

 2時すぎ――。会場に白髪の紳士が現れた。佐藤栄佐久元知事にそっくりだが、髪の毛の色が赤黒と白ではない。黒く染めるのをやめたのだろうか。たまたまカミサンに「元知事らしい人が来たようだが」と話すと、確かめに行った。元知事だった。

 元知事がカミサンの案内で「ぶらっと」のブースへやって来た=写真。元知事は一時、シャプラニールの会員だった。昔、県主催の国際交流シンポジウムが開かれたとき、カミサンが発言者の1人として参加した。直後の懇親会で職員に背中を押され、知事と立ち話をしたら、後日、県庁から電話が入った。シャプラニールの会員になるための手続きを聞いてきたのだった。

 冤罪(私はそう思っている)後は私の友人を介して、3年に1回くらいは元知事と顔を合わせるようになった。友人が講演に呼ぶ。いわき地域学會が郡山市へ巡検に出かけたときに、ミニ講話を頼む――その程度の関係だが。

「きょうは、なぜいわきへ」と聞くと、「ポレポレいわきでの上映会に呼ばれて」という。あとでわかったのだが、弁護士が監督した映画『日本の原発』の自主上映会が行われた。そこへ行く前に交流サロンフェスタへ顔を出したのだった。あらためて元知事の心根に触れた思いがする。

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