2015年2月9日月曜日

台湾再訪①寒波

 台湾は亜熱帯の島というイメージがあるので、コートは置いていくつもりでいた。羽田空港そばのホテルに前泊した2月5日、ブレザーだけで家から出かけようとすると、カミサンが「コートも、マスクも」とうるさい。向こうに着いたら荷物になるだけ――そう思っていたが、いやいや着て行ってよかった。寒気団が居すわり、いわきと変わらない寒さだった。
 7日朝、ホテルの部屋でテレビ(中視新聞台)を見ていたら、2月4日に起きた復興航空旅客機墜落事故のニュースをやっていた=写真。「復興空難Day4」と画面上部にあった。字幕から墜落現場である川の「水温が骨を刺す」ように冷たくて捜索が難航している様子がうかがえた。死者はその時点で35人にふくらんでいた。

 台湾は北回帰線を境に、北が亜熱帯地域、南が熱帯地域に属する。冬はしかし、寒波に覆われることがあるという。6~8日の台湾観光中はほぼ曇天、北の台北はもちろん、南の高雄でもジャンパーやコート、マフラー姿の人が目立った。

 羽田前泊の日、仲間の家を経由して出かけた。そこでも「パスポートは持った? 財布は?」と仲間がチェックを受けていた。口うるさく言う人間がいなかったら、亜熱帯の島で風邪を引いていたかもしれない。

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