台所の棚に置いてあったトロロイモ(ナガイモ)から芽がのびて、いつの間にか人間の行き来を妨げるようになった=写真。米袋に入ったお福分けのネギも、食べきれずに残ったものから花茎がのびてネギ坊主ができた。土から離され、乾燥した状態でも、イモやネギは枯れずに生きている。
台所の隅っこに置いてあったジャガイモも、やはり一斉に芽を出した。しぼんでシワシワになったイモにも新しい命が宿っていた。生ごみとして出すのはしのびない。4月に入るとすぐ、夏井川渓谷の隠居へ持って行って、菜園の一角に植えた。しっかりした親イモなら二つに切るが、2分の1くらいにしぼんだイモに包丁を入れる気にはなれなかった。
植えてから1カ月半。ジャガイモの葉は立派に茂っている。大きいイモは期待しない。小イモがいっぱいできれば、それはそれで立派な食材になる。
2013年師走に表土を5センチほど入れ替えた。自家採種をしている在来作物の「三春ネギ」から家庭菜園を再開した。年ごとにひとつ、栽培する野菜を増やす――そんな気持ちで二十日大根やカブ、いわき一本太ネギの種をまいて栽培した。今年(2018年)は台所で芽を出したジャガイモとトロロイモだ。
トロロイモは長いのが2個、むかごが肥大したような球状のものが4個。菜園のはずれ、立ち枯れたタラノキのそばに植えた。長くのびた芽は、それに誘引した。むかごが採れるならいいとしよう。
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