2018年5月6日日曜日

祭りが終わったら夏がきた

 今年(2018年)のゴールデンウイークも、きょう(5月6日)で終わり。3日と4日午前、雨にたたられたものの、おおむね晴れか曇りと行楽・祭り日和が続いた。
 4日は近所の立鉾鹿島神社で例大祭が行われた。氏子ではないが、ほかの区内会の代表と一緒に、午前10時からの祭典に出席した。

 もともとの参道は、わが家の近くの旧浜街道から神社へと北にまっすぐのびている。明治30(1897)年、鳥居と境内の間に常磐線の線路が敷設される。以来、ふだんは横断できないが、ハレの日だけは人も神輿(みこし)も堂々と線路を渡る=写真。神輿はそこから集落へ繰り出す。
 
 雷が鳴って雨になった。雷雲が去ったあとも雨が続いたので、傘をさして出かけた。震災直後、参道の両側にはまだ水田があった。7年がたった今は、戸建て住宅・アパートができて、田んぼは1枚だけになった。草が生えているところをみると、それもやがては宅地になるのだろう。

 祭礼に出席するのは6回目。6年連続で祭礼をウオッチしていると、それなりに変化がわかる。今年は、宮司のほかに禰宜(ねぎ=他県で修行中の息子さん)が加わった。一行を誘導する「猿田彦」は、わが区内会の役員が務めた。
 
 神輿渡御が始まるころには、雨がやんだ、終わるのは午後6時。わが家の前は、夕方5時前後に通過する。今年はわりと整然としていた。知り合いの氏子幹部が説明してくれた。夏井川でも渡御するのだが、今年は川で砂利採取が行われ、底が深くえぐられている。おぼれかねないので、川には入らなかった。白いズボンが乾いたままだったのは、そのため。
 
 この1週間は、いわき地域学會の事務局の仕事、土いじり、回覧資料の配付、公民館の市民講座の準備のほか、薬をもらいに病院へ、頭を刈りに実家へ、神社へと、用事が続いた。おかげで、二日酔いで一日を棒に振るようなことはなかった。
 
 気がついたら、きのう(5月5日)は「立夏」だ。ゴールデンウイークが始まる前から半そでになることもあった。祭りが終わったら夏がきた。

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