2015年7月26日日曜日

朝採り野菜

 きのう(7月25日)の朝、夏井川渓谷に住む友人が野菜を持ってきた=写真。自宅前の菜園で栽培しているキュウリ、トマト、トウガラシ、ピーマンが袋に入っていた。文字通りの「朝採り野菜」だ。さっそくトマトをガブリとやった。皮がやわらかい。さっぱりした甘みが口の中に広がった。
 早朝7時前から1時間ほど、公民館で刈り草をごみ袋に詰める作業をした。8月1~2日、平六小体育館と神谷公民館を会場に、防災サマーキャンプが開かれる。平地区の小学4~6年生50人ほどが参加する。会場のひとつ、公民館をきれいにして子どもたちを迎えようと、公民館スタッフと地区の区長が出て敷地内の草刈りをした。

 薄曇りとはいえ、むしむしする暑さになった。区長の中には80歳の人もいる。軽作業であっても重労働にはちがいない。「年寄り半日仕事」でいえば、一日のエネルギーをそれで使い果たした。帰って、朝風呂につかった。そのあとに届いた野菜だ。いい栄養補給源になった。

 10時すぎには鹿島荘での「かしま福祉まつり」に出展するカミサンを送り届け、戻って、茶の間で仕事をした。昼メシはめんどくさいのでとらなかった。夕方は5時から、太陽の里いわきの夏祭りが開かれる。朝、一諸に草刈りをした区長たちが顔を出すことになっている。5時前にでかけてすぐ失礼し、夕風呂につかった。さすがに腹が減ってきた。

 いつもより2時間早く、晩酌を始める。つまみは朝届いたキュウリ。「もろきゅう」ならぬ「みそきゅう」にした。二つに割ると、表面がみずみずしい。実際、口にすると水分がたっぷり含まれていた。やわらかかった。

 直売所のキュウリだから新鮮かというと、そうでもないときがある。水分が飛んで、中が白く変質しているのは糠漬けにしてもまずくて食えない。久しぶりにほんとうの「朝採りキュウリ」を味わった。

 実は、野菜は「従」で、主役は「カワミドリ」という野草だった。友人の家の敷地内に生えている。同じ溪谷にあるわが隠居の周辺では見たことがない。それで、現物を1本届けてくれたのだった。夏野菜がピークを迎えて採れて困るほど。「もらってくれるところはないか」と思案しているうちに、わが家を思い出したのだという。

 これから渓谷へ出かけ、超特急で土いじりをして、朝めし前に戻る。ついでに、カワミドリの有無も確かめる。

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