2010年7月11日日曜日

夏の花


7月の声を聞くと、夏の花が咲きはじめる。ネムノキの花が真っ先に思い浮かぶ。もう咲き出していることだろう。が、わが家の周囲や夏井川渓谷への道路沿いでは未見だ。

クチナシ。これも7月の花だ。金曜日(7月9日)、散歩コースの「草野の森」にあるクチナシの白い花が咲き出した。夕方通ったら、かすかに甘い香りがした。近所の旧家の庭にあるノウゼンカズラも花をつけた。谷間のカンゾウも咲き出した。


同じ日の夜、人間の世界でも急に「黄金(こがね)の花」が咲いた。BSJの「お宝鑑定団」を見ていたら、彫刻家山崎朝雲の「達磨像」が鑑定に出された。それっとなった。

ちょっと前、知り合いからエビス・ダイコク像の写真が届いた。作者は山崎朝雲。どんな人なの、ということだった。むろん、知らない。が、ネットで多少のことは分かった。高村光雲の弟子で、文化功労者だ。ただものではない。

で、テレビに山崎朝雲の作品が出ていることを、手紙の主にカミサンが電話した。向こうは向こうで持ち主(妹)と連絡を取り、番組を見たらしい。

「達磨像」の鑑定結果は400万円。エビス・ダイコクはそれよりかなり小さいから、一つ50万、合わせて100万円――たわむれにテレビを見ながら私が言うと、その金額が独り歩きを始めたようだ。女性陣が電話で盛り上がっていた。

さて、また植物だ。近所の、今は無人の伯父の家の庭で、モントブレチア(ヒメヒオウギズイセン)が咲いている。それを切って花瓶に挿した=写真。夏井川渓谷の無量庵にあるアーティチョークのつぼみも切り取って飾った。これらはいうならば、夏の花第一波。夏井川渓谷では間もなくヤマユリも咲く。つぼみがかなり膨らんできた。

今日はこれから選挙に行って、夏井川渓谷へ行ってと、やることがいろいろある。夜にはどんな政治の花が咲くことだろう。

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