2010年7月23日金曜日

ヤマユリの花


梅雨明けと同時に、夏井川渓谷のヤマユリが開花した=写真。青空の下、入道雲をバックにヤマユリの花が咲き、芳香を漂わせる。これが、小学校あたりまでに刷りこまれた真夏のイメージ。セミ捕り、水浴び――。少年には、さあ遊ぶぞ、という合図のようなものだ。

梅雨が明ける寸前から晴天が広がり、それがもう一週間も続いている。わが家にはエアコンがない。窓や戸を開けっぱなしにしても、茶の間には熱がこもる。そこが、ふだんの仕事場。でも、こう暑くてはなにもできない。横になって本を読むだけだ。それでも汗がにじむ。

一日を二回生きる。昼寝をすれば、そんな得をした気分になるのだが、猛暑が始まってからは、これもままならい。すると、夕方には思考力が極端に落ちる。晩酌をやると気分転換が図られるのか、少し集中力が戻る。このブログくらいは、寝る前になんとか打ちこめる。

朝晩の散歩も休んでいる。この暑さでは散歩が苦行になる。いや、その前に散歩をしようという気持ちがわいてこない。先日、女性ばかりか男性が日傘をさして歩いているのを見た。違和感はなかった。私も帽子が欠かせない。伐採された山と同じだから、冬は頭が寒く、夏は暑い。いや、やけどしそうなくらいに熱がこもる。

梅雨が明けた日の朝、草むしりをしていたら、腰に鋭い一撃がきた。“ぎっくり腰”だ。歩く分にはいいが、腰をかがめたり、伸ばしたりすると、たまに痛みが走る。コルセット代わりにサラシをまいたら、これがいい。腹を守るのでアンダーシャツが要らない。これ一つでも何分の一かは熱中症対策になるだろう。

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