2010年7月10日土曜日
ネギの種を採る
やっと「三春ネギ」の種を集めて冷蔵庫にしまった。
黒い種が見え始めたらネギボンコ(ネギ坊主)を花茎から切り取り、乾かす。天気がよければ問題はないが、そうは問屋が卸してくれない。
今年はいわきでも春先に何度か雪が降った。日照不足による低温・多湿が大きかったのだろう、ネギボンコの形成が例年より10日前後遅れた。採種の時期もいつもの年よりずれ込んだ。それで、梅雨期に入ると、乾いたり、湿ったりの繰り返し。ネギボンコといえども乾ききらないのだ。
だらだら陰干しをしていてもラチが明かない。7月に入ったら、今度は高温・多湿が種を痛めつけるだろう。その7月に入ってしまった。晴れあがった日の夕方、陰干しに始末をつけることにした。
ときには天日にさらしたので、乾ききったネギボンコもある。ネギボンコを振ればパラパラと種がこぼれる。が、もんだり、たたいたりしても緑色の皮をかぶったままの種がある。干しても干しても乾ききらないのだ。そんなのはもう無理矢理、割いて黒い種を取り出すしかない。
ネギボンコの数は例年より多かった。が、種は思ったより採れなかった。ごみや種の皮、身のない種を選別するために、いったん水につける。と、沈む種(身が入っている)と同じくらいに浮く種(中身がからっぽ)があった。今年の歩留まりは悪い。
例年だと、一晩陰干しをすれば種が乾いた=写真。それを小瓶に入れ、乾燥剤を添えて10月初旬の種まき時期まで冷蔵庫にしまっておく。今年は陰干しが二日かかった。なんだか段階、段階での状況がよくない。回収した種もどこまで正常か、心配になってきた。去年までは「ばらまき」だったが、今年は「すじまき」にするしかないようだ。
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