2011年2月18日金曜日

高原町義援金


いわき地域学會の総会が2月13日午後、いわき市文化センターに約60人が出席して開かれた。そのあと会場をいわき駅近くに移し、銀座通りの「wawawa」で懇親会が開かれた。30人ほどが参加した。

懇親会であいさつを兼ねながら、火山活動が活発化した新燃岳の東麓にある宮崎県高原町に義援金を贈ろう、と提案した。いわきは台風もめったに来ない。噴火するような山もない。いわきに住んでいる幸せに感謝しつつ、少しでも高原町の役に立つことをしたい。そのわけは――。

「高原町」は「タカハルチョウ」と読む。ニュースに出てくるたびに自分の名前を呼ばれているようだ、ヒトゴトとは思えない――「では、まず本人から」という声がかかったので、ワンコイン(500円)を入れて小さな菓子箱を回した。

総会の前々日、ある祝賀会があって、テーブルが一緒だった先輩から「地域学會の総会で義援金を募ったらどうだ」と水を向けられた。私のブログ(2月4日付「タカハルウチョウ」)を読んでのアイデアだろう。

「いや、いや」。手を振って断ったが、翌日、小2のときの出来事が思い浮かんで、ここはひとつ懇親会に提案してみようと心に決めた。町が大火事になって焼け出された。すべてが灰になった。子ども心にも、全国から寄せられた救援物資や義援金がありがたかった。

懇親会の翌日、地域学會の事務局長と箱を開けて金額を数えたら1万3,904円あった。最初、いわき民報を経由して日赤に寄託しようと思ったが、窓口が開設されていないとかで手元に義援金が戻ってきた。では、町役場に直送しよう――。高原町のHP=写真=をのぞいたら、タイミングよく義援金受付口座開設のお知らせが載っているではないか。

きのう(2月17日)朝、わが家の向かいにある郵便局から指定のゆうちょ銀行の口座に義援金を振り込んだ。手数料は「免除」。仲間の善意をすみやかに贈ることができてほっとした。

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